新しいサービスを考える上で、現在あるサービスにどのような利点・欠点があるかを認識するというのは非常に重要です。新しいサービスでは、従来出ているサービスの利点を引き継いで、欠点を直したような形でリリース出来れば、ユーザーにとっても喜ばれるようなサービスを展開する事が可能になる事は間違いありません。先ず、巨大掲示板である2chの欠点と、ユーザー参加のコミュニティであるSNSの欠点を考えてみたいと思います。
2ちゃんねる掲示板
2chの良さは匿名性にあり、実際に匿名で様々な情報を掲載出来るので、表には出てこない情報も出てくるという強みがあります。その代わりとして、匿名性が強すぎて特定のユーザーとコミュニケーションを取るのが難しいという欠点があります。2chの人気が少しずつ落ちてきたのは、ウェブサイトの情報充実、競合する情報サイトが増加したという事があるのだと思います。しかし、2chが現在でもなお1000万人のユーザーを抱える巨大掲示板である事に変わりはありません。また、2chが出現した時代にはほとんど無かった動画サイトなどが活況になってきている事から情報の多様化が進んでいる事も見て取れます。
実際に2chを利用するユーザーは減少傾向

日本の人口というのは、1億2千万人という事でほとんど変化がないですし、高齢化も進んでいます。10年ほどが経てば、使ってくるウェブサービスが異なってくるのは当然であるでしょう。2chが衰退したというよりは、2chを使いながらニコニコ動画やYoutubeも使っていくようなサービス形態にサービスがシフトしてきているのだと思います。ネットユーザー数はそれほど変化が無いので、大手サイト同士の顧客奪い合いの様相を呈しています。
実際にUSENが展開したGyaoなどの無料動画サービスは、Youtubeであったり中国の無料動画サービスに押される形でYahooに譲渡という形となりました。お金をなるべくかけずにサービスを展開するには、質の高い人材を少数がサービスの質を高めていく方が圧倒的に効率的です。その鉄則を忘れてしまうと、多くの資金をかけたとしても、資金力で他社と競争出来ない場合があるでしょう。
アクセスを集める大型サイトとて安心出来ないのは、大型サイトが継続的にアクセスを集められるとは限らないという点です。大型サイトであったとしても、新しいサイトに顧客を奪われれば、沈んでいくという事ですね。例えば、Mixiなどは、Greeでは非常に弱かったコミュニティをメインにして大きく会員数を伸ばした実績のあるSNSです。Mixiが強かったのはコミュニティですが、そのコミュニティも少しずつ荒れたり、参加者が増加するに従って濃い議論がなされなくなりました。
そこでMixiとしては、コミュニティがメインだった場所から脱却をしようとしてニュースなどポータル系に走る事になりますが、実際にその選択は更にユーザーのマイページという概念を薄れさせてしまって、成功だったとは言い難いものがあります。友達同士の繋がりが薄れて、更に大きな知人、知らない人の繋がりへと広がった結果、日記、コミュニティにおいてもプライベートな事を書き込むのが難しくなりました。
世界では既に知人同士でコミュニケーションを取るのにチャット、SNS,メールなどが充実して、SNSの意味は薄れてきていました。そこに登場したのがゲームをするという新しい使い方で、Mixiもアプリを導入するに至っています。アプリを導入した後は、ユーザーは懸命になってアプリを使っている状況は継続しています。ただし、アプリというのは、現実のリアルで使える情報と違って、ほとんどリアルで使わないゲームなどが多いのも事実です。
逆に学習系SNSだと自分でやるという意味合いが強いので、コミュニケーションはどれ程必要なのかな?と思わなくもないです。実際にコミュニケーションと学習を組み合わせたものとしては、Lang-8などがありますが、システムとしては古くなっているので、もっとアプリ系になっていくと面白いのかもしれませんね。また、英語だけに限らず、旅行情報などを扱うのも良いかもしれません。掲示板や日記などでは、個人が持っている情報は引き出せるのですが、それを整理するというのは難しいのですね。Wikipediaとはまた違った情報集約サイトのNeverまとめなどのサイトで情報がまとめられるようになってきています。
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