中国社会・文化の最近のブログ記事

中国に関する書籍は、文化、経済面を含めて沢山読んできたつもりです。今でも中国について分からない事だらけですし、勉強が必要だと思う事ばかりです。中国人と一緒に仕事をしたり、毎日のように中国人と接しているにも関わらず、まだまだ中国は分かりません。長い歴史と広い国土に住む人間を簡単に理解出来るものではないでしょう。

「いまさら聞けない中国の謎」を香港から帰ってきて購入しました。最近、出版された書籍で東日本大震災に対する中国人の対応なども含まれています。中国人の性格について書かれた本は非常に多いですが、的を得ている本は少ないです。

この書籍は、日本人から見ると常識はずれな中国人の行動について上手に解説しています。中国ビジネスを手がける人のみならず、中国人と接する機会がありそうな人にはお勧めの1冊です。非常に読みやすくて字数も少ない本ではありますが、中国人の事を良く捉えていて、納得させてくれる1冊に仕上がっていると思います。

中国の四字熟語の学習

| コメント(0) | トラックバック(0)
中国の記憶力コンテストで、記憶力を高めるには、様々なものに置き換えて記憶するというやり方がありました。これは面白そうなやり方なので、中国語の四字熟語でも応用して勉強すれば、素早く覚えられるかなと思ったので、応用して勉強してみることにしました。

この記憶力選手権大会では、2進数の数を「オブジェクト(物体)」にして覚えるというやり方が紹介されていました。2進数の0と1しか使わない方法だと、それ自体を暗記するのは人間には無理なので、それを何か物に連想して暗記するというやり方です。

現在使われている進数

現在、使われている進数としては、コンピューターで使われる2進数、世界のほとんどの言語で取り入れられている10進数が主流です。しかし、人間には2進数は判別しづらいので、16進数が使われています。16進数は2進数で変換可能になっており、人間が見てもみやすいですね。

この16進数は4つの2進数で表現される訳ですけど、中国で使われているのも「四字熟語」なので、この辺も数字と言葉の面白いところですね。

1桁の16進数→4桁の2進数で変換可能
2桁の16進数→8桁の2進数で変換可能
3桁の16進数→12桁の2進数で変換可能
n桁の16進数→(4×n)桁の2進数で変換可能

中国語の文字の面白さ

中国語の文字が英語と決定的に違っているのは、1文字1文字に意味が込められているという事です。1文字だけでも名詞になったり、動詞になったり、形容詞になる事が可能です。他の言語で、そのような言語があるのでしょうか?(私は知らんですけど)更にその1文字を4つ組み合わせる事によって、様々な状況・感情表現が可能になっています。

日本語の文字の面白さ

日本語は、中国から輸入した漢字もあれば、それを崩して独自に発展した「かな」と、更に外来語に使われるように発展した(多分)、「カナ」があります。これで多様な表現を可能にしているので、日本が明治維新を経て外国から大量の技術を輸入できた要因であるかもしれません。

欧米に科学技術で劣った中国

4000年、5000年とも言われる歴史を持って、唐の時代には世界の頂点に立っていた中国ですが、清の時代に列強の圧力を受けて一部の領土を占領されています。これは、科挙の試験システムを通じて、過去のパターン化された漢字を基にした置換方法にこだわった結果として、別の置換パターンの開発が遅れてしまったという可能性があります。
中国の映画・ドラマを紹介しているシリーズです。

双城生活

中国の2011年のドラマで、中国国内において現在、放送中だそうです。中国は、テレビなんかで見なくても、ウェブサイトで全話が公開されているので、こちらで見るのが効率が良いでしょう。私も、中国語の勉強も兼ねて20話まで見ました。

双城生活
http://tv.sohu.com/s2011/scsh/ 

それなりに面白い

2人の恋愛ドラマですけど、全体的にある程度の真面目なドラマになっているので、若者からお年寄りまで見れる内容になっていると思います。この出演者の郝京妮さんは、どっかのテレビかドラマで見たような機がするのですが、どこで見たか思い出せなかった。

2011年の美しい上海が出てくる

2011年の最新の上海が出てくるドラマなので、 美しい上海の様子をドラマの中で沢山見ることが出来ます。森ビルが作った「上海環球金融中心」も作品の中で見ることが出来ます。あとは、中国のバンドなどが何度も出てきます。

北京と上海の恋愛

北京の女性と、上海の男性の遠距離恋愛を描いた作品です。まあ、誰しも経験した事がありそうな内容が沢山ありますね。だけど、この作品に出ている若者は、富2代でしょうかね?!新幹線で寝台1等を利用していますし、頻繁に飛行機も利用して北京-上海を往復しています。現実のこの年齢の中国人であれば、こんな頻繁に1等寝台で移動するのは難しいと思うなー。私も北京から上海の寝台1等に乗った事がありますが、楽しいのでお勧めです。

20話で子供を生むシーン

中国では、結婚出来ない若者は増えています。女性よりも男性が多いという理由で、男性が余っているのです。20話で子供を生むシーンが出てきます。中国の場合には、ドラマなどにも中国政府の意向が反映される可能性があります。やはり、中国政府は「少子化に危機意識」を持っているのかな?と読み取るのは考えすぎでしょうかね。

21話になって、両親が会話している所で、子供を生む人数について「政府に2人目を生みたいと申請する」と言っています。この内容が入っている事を考えても、やはり中国政府が「さらに生ませたい」と考えている事が分かります。特に上海は少子高齢化が激しく進行している地域なので、上海で子供を生ませるというドラマの内容は、中国政府(上海政府)の方針と合致します。
最近、中国の試験制度に興味があって科挙改版という本読みました。科挙を知る人は多いと思いますが、中国の歴史を学習する上で無視できない制度です。科挙が成立したのは、何と西暦578年の隋の時代事であり、日本では飛鳥時代、聖徳太子の頃でしょうか。日本からは、遣隋使が始まった頃に科挙のシステムがはじまります。

科挙の過酷さ

この科挙のシステムは、大学受験どころの加熱ぶりではなかったという事は良く知られています。死ぬ寸前まで勉強して、それでも合格しないような試験になっています。現在の日本の受験システムなどは、科挙と比較したら子供の遊び程度に見えるかもしれません。

科挙が古くなった日

この科挙のシステムは、日本が近代化していく中でも持続されており、中国の清朝が弱くなった原因でもあるとされています。実用で使わないような旧システムの科挙を続けていくあまり、実用的な新しい技術を取り入れるのが遅れてしまったというのが要因です。つまり、文学的な所が強く発達して、科学技術などが遅れてしまった。しかしながら、1000年以上もこの「科挙」が続いた所をみると、優れたシステムだったのでしょう。

脳の訓練で成績アップ

日本人は、英語の文法だけが強くて、会話は全く駄目だとされています。英語の試験の為に文法が必要になる訳ですが、これは長文読解には強くなれません。英語のTOEFLも慣れであるように、試験の為に勉強する「脳のトレーニング」を集中して受ける事が良い成績を残すキーポイントになりそうです。

それを証明しているのが、記憶の世界選手権大会です。意味の無い数字を意味あるものに関連づけて覚えているうちに、自然に意味の無い数字も覚えられるようになっていく・・・というものです。受験勉強をしているうちに、脳の記憶力の関連付けがアップして、受験勉強以外の項目でも覚えられるようになってくるという事と同じですね。

数字が得意な人、苦手な人。そして、英語が得意な人、苦手な人。文章を書くのが得意な人、苦手な人。いろいろな記憶術が得意であるか、苦手であるかに似ています。私たちが勉強しているのは記憶術だったわけですね。

記憶術の世界選手権大会2010
http://v.youku.com/v_show/id_XMzE3ODg5MjU2.html

この記憶術の世界選手権大会で、2010年に中国の広州で開催された訳ですけど、中国人が初めて優勝しています。中国人の記憶に対する執念は、1000年以上の歴史を持っているので、これから中国人がこの競技に参戦してくれば、上位が中国人だらけになってしまうかもしれません。

【送料無料】科挙改版

【送料無料】科挙改版
価格:960円(税込、送料別)

日本人は、とにかく言い訳を嫌います。もう少し正確に言えば、言い訳をしないようにと小さい頃から叩き込まれている訳で、社会人になっても、落ち度があったりして説明するだけで「言い訳してんじゃないよ」と言われたりする事もあるでしょう。日本でそこまで極端に嫌わる言い訳は、中国ではかなり重要になります。

とりあえず「言い訳」してみる

中国人は日本人とは言い訳に関する考え方が大きく異なっています。一般的な中国人は、言い訳をして相手が納得すれば、それで良いと考えています。何か自分に至らない部分があったとしても、とりあえず言い訳してみます。かなり嘘の言い訳が大半ですが、本当の時もあるでしょう。そこで議論をしはじめて、相手を納得させたら勝ちです。

議論して勝つ

日本人は最初から議論を嫌いますが、中国人は議論しなければ「何も知らない、何も分からない」人たちが多いです。中国は広いので、日本のように「語らなくても分かる」人はほとんどおりません。語って相手の考えが正しいか、自分の考えが正しいのかを明らかにしていく必要があります。

中国の地方によっても考えは違う

上海と北京の人が結婚するというストーリーのドラマを見てます。中身は特にないですが、現在の上海、北京の様子などが出てきます。中国語の勉強にもなるので、時間がある人は見てみましょう。

http://tv.sohu.com/s2011/scsh/
中国人と一緒にカラオケボックス(普通のカラオケボックス)に行くと、日本人との違いが非常にハッキリ分かります。私は、この10年ほどに何度も中国人とカラオケボックスに行きましたが、その度に驚く事ばかりでしたね。いろいろ

中国人と日本人は大きく違うよなーと思う事ばかりでしたね。日本人の得意とする「場の空気」というものが中国人の概念では存在しない。もしかすると、そんなのあるのは日本人だけだから、日本が特殊なのかも。

日本だと「共同体」で意思統一して動くので、様々な事が円滑に運びますけど、中国は1人がやると言っても、別の人は違う事を考えているので、一緒に事が動く事は少ないですね。利害関係がほぼ完全に一致する部分でしか動きがとれないかなー。日本企業の場合には、その辺が利害関係が一致していると思い込んで動いて裏切られるケースが多いですね。イギリス人にはめられたオリンパスだってその典型的な例でしょう。

日本の本部では、中国人が日本と同じ思考で動くと思い込んで指示をだし、駐在員が「それでは中国社員は動きませんよ」という意見も聞き入れずにプロジェクトが数年で挫折するというのは良くある例です。利害が一致していなければ、すぐにノウハウ抱えて離職しますから。

お互いが力を入れていて、もう利害を乗り越えないとどうにもならないという地点まで追い込まれると、ようやく「一緒にやりましょう」という事になりますね。歴史で見れば、国共合作もそういう状況になってから成立してます。

1、女の子がオンチ

日本人の女の子だと、下手だと歌わないでしょう? 中国人の女の子は下手でもガンガン入れていきますからね。以前に一緒に行った女の子がFei Wong のアイズオンミーというのを歌ってくれたんですけど、あまりのオンチに途中から聞きたくなくなりましたね。

これ、Youtubeで公開されているSHE のZenmebanです。
この人も可愛いけど相当に下手ですね。


2、曲を入れまくる

日本だと、1曲入れたら、他の人が入れるまで待ちますよね。自分1人で場を独占してしまったら、他の人に申し訳ないですから。中国ではそんな他人の事考えている人はほとんどいません。自分で歌える曲があると、連続してばーっと何曲か入れます。1人で3曲連続は当たり前、歌わない人は、いいんじゃないの?という感じです。

3、途中で帰る

用事が出来たら人が歌っている途中でも「さようなら」という事も結構あります。「親しき仲にも礼儀あり」の礼儀の意味が日本とはちょっと違っていて、自己中心的な行動であっても、「あ、用事なの、じゃバイバイ」という感じで受け入れられます。日本のように絶対団体行動という事がないのですね。


中国ドラマの手機の36話を全部見終わりました。これは、2004年に公開された映画「手機」の改変版ですが、ドラマ版の方が随分と面白くなっていました。中国は、ドラマをウェブ上で無料で公開しているので、興味ある方は見てみて下さい。ただし、全部中国語になります。

このドラマ版は、中国映画「カタツムリの家」に匹敵するぐらい面白かったですね。全体的な構成はやや複雑に作られているし、出てくる単語などもドラマにしては大人びていて、非常に見ごたえがあるドラマに仕上がっています。
手機

大手EMSのHon Hai

中国南部の特に深セン周辺には、台湾系の工場が沢山あります。その中でも、最大規模の工場を構えているのが、台湾系の巨大EMS(他社ブランドの品を製造する工場管理のプロ会社)であるHon Haiです。台湾系の企業ではありますが、中国人工場労働者を50万人以上雇用しているとされ、中国政府から見ても中国の輸出を支える重要な企業であるとされています。このHon Haiは、安く大量の製品を仕入れて、在庫のリスクも負わないなど、徹底した工場管理の手法で知られており、従業員管理も徹底しています。その従業員が自殺するという事でも有名になりました。

EMSはNHK特集でも組まれていて、多くの論文などでも書かれているようにEMSは、製品の試作から量産まで全てを「短期間」で実現します。委託する企業は、製品のコア部分の開発であったり、デザインなどを考えて発注すれば製品が出来上がって手元に届くという事になります。最近では、日本が得意としてきた「高度な金型」を作る技術も少しずつ育成していきており、かなり質の高い製品まで作れるようになってきています。パソコンなど製品などの価格が大幅に下落したのも、このEMSの存在があったからです。

ソニー・任天堂なども利用

Hon Haiの顧客は、アップル、ソニー、任天堂など世界中の大手企業です。他社ブランドの製品を出来る限り低コストで、効率よく、短期間に仕上げるというのがHon Haiの仕事となっています。日本などで、「工場で働く派遣社員の給与を上げろ」と言っている人が居ますが、確かに派遣社員の働く環境は日本の国内では悪いかもしれませんが、それはHon Haiの工場に比べれば易しいものです。Hon Haiでは、中国農村部から出てきた出稼ぎ労働者が非常に劣悪な労働環境の中で懸命に働いています。その劣悪労働環境の恩恵を享受するのは、それを消費する日本人です。社会の底辺になるというのは、つまりそういう事であるという事をこの事実は示しています。もう少し時間が経てば、国内に工場は無くなり、派遣社員すら消えるでしょう。

単価が高く部品数が多い自動車工場も海外移転

自動車は、家電などに比べて部品数も圧倒的に多く、様々なパーツに高い技術レベルが必要とされています。その為に現在は主要な部品を国内の下請け会社などが生産しています。しかし、国内で生産されている自動車も、将来的には同じように海外に移転していく事が考えられます。既に多くの国内の自動車メーカーは、かなりの部品を中国で生産しています。日本国内は、現在でも行われていますが、更に高度な機械化で対抗するか、もしくは地方に工場を作って人件費を抑える事になると思います。

衣服のブランド「H&M」の戦略

H&Mの戦略は、良く知られている通りに「売り切り戦略」と言われています。以前のように同じような衣類をずっと店内に置いておかず、次々と新商品を投入する事で、新しいファッションを作り出しています。このH&Mは、次々と別の型の新商品を投入できますが、工場の場所は既に価格が高い中国ではなくて、カンボジア、ルーマニア、ブルガリア、トルコ、バングラディシュ、インドなどにあるという事です。中国は既に労働力が高い地域になっており、単価の安い衣類メーカーにとってみると、あまり魅力的な地域ではなくなってきているようです。

トヨタの無駄を省く「カイゼン」は、当時は労働集約型が主だった日本の工場においても、人件費がどんどん高くなって、生産に競争力が持てなくなってきたので、カイゼンして無駄を省く事によって、競争力を保ちながら生産を続けていくという事だったのですね。

中国の大学生の就職口

中国で大学生の就職口が見つからない事が問題になっていますが、工場労働者のように朝から晩まで働いて1500元という就職口であれば、誰でも働く事は出来ます。しかし、大学卒業した物にとって、これは出稼ぎに来た人がやる事だと思っており、大学生はそのような就職口で働く事はほとんどありません。実際には、大学卒業製が求めている高度なサービス産業(金融・IT産業)などは、まだ発展途上なので、これらの産業に就職出来ず、結果として北京郊外に蟻族などと呼ばれる高学歴フリーター貧困層が集まる事になっています。

大学などで高等教育を受けた場合には、権利意識も高くなるので、収入の良し悪しは別として、劣悪な環境を提供している工場などで働くのは嫌だと感じるのは当然です。それは日本でも同じで、大卒の2割が就職出来ず(しないのかな?)にフリーターやニートになっているという事です。日本も若者を中心にして「名ばかり正社員」が多いので、ワーキングプアであれば派遣社員と似たような就業環境だと思います。雇用側は、労働者を切り替える事が出来る次代になりましたが、被雇用側は雇用側を切り替えるのが難しい時代になっていますね。

非誠勿擾2を見ての感想

| コメント(0) | トラックバック(0)
4月に中国西安に行った時に非誠勿擾 (まじめでないなら構わないでくれ) 2を見る予定だったのですが、映画館における上映はとうの昔に終わっていたらしくて、どの映画館も上映していませんでした。あいにくながら詰まらない戦争映画に時間を費やす気にもなれず、映画館はお預けとなりました。仕方ないので、ホテルにて1人で非誠勿擾2を鑑賞する事になりました。

非誠勿擾は、中国で大人気の葛優(Ge You)と台湾(香港)スターのスーチーが日本に来て北海道で展開するという物語になっていました。北海道はもともと中国人に人気の観光地でしたが、この映画の後でさらに認知度が高まったと言えるでしょう。福島原発さえなければ、北海道にくる中国人観光客は順調に増えていたはずですが・・・・。さて、この作品が爆発的に話題作になったので、今度は非誠勿擾2が作られる事になったのです。

非誠勿擾2は、中国政府が望んだ為かどうか分からないですけど、海南島が舞台になっています。中国政府は、海南島をアメリカのハワイのようなリゾート地にする目標を立てて、国内外の観光客をガンガン受け入れる方向です。海南空港が上場されていますが、利用者数は増加しており、2009年頃から株価が堅調に推移しています。

海南航空また、海南空港を拠点としている海南航空も運行されています。海南航空は、中国の航空会社とは思えない質の高い航空会社となっています。

私も中国国内で海南航空に1度だけ乗った事がありますが、エコノミークラスにもかかわらずシートピッチがとても広くて、しかも全席革張りというのには驚きました。シートは、今まで乗ったエコノミークラスの中で最も良いものだったと思います。

さて、海南で撮影されたという非誠勿擾2は、私にとって面白い内容ではありませんでした。最もガッカリしたのは、海南島の良さが全く伝わって来なかったという点です。これは、恐らくは撮影した監督の経験の少なさによるものだったと思います。海南島は、ビーチも売りのはずなのに、ビーチのシーンがほとんど出てきませんでした。これでは海南島の本当の良さが伝わって来ない惜しい作品だなと思いました。北海道の時にも、もう少し観光地を一緒に周って楽しい思い出を作るなど、あって然るべき場面がないのにはがっかりします。

全体的に見れば、Guyouとスーチーの演技力で何とか持った作品という感じでした。

所長さんのブログで中国人の贈り物の注意点という文章があって、思わず納得してしまいました。中国に初めていって、中国と関係を持ち始めてから10年になりますが、私はいまだに中国の事が良く分かっていないと思うことばかりです。中国はとても広くて地域によって風習は異なっていますし、まして急速な経済成長の中で年齢によって中国の風習はかなり異なっています。特に高齢者とお付き合いする時は、古い中国の習慣をそのまま残しているので注意が必要だと思っています。贈り物もそのひとつでしょうか。

最近の日本人の若者であれば、それほど贈り物を重視しているとは思えません。親しい仲で贈り物をし合うのは都合が悪いぐらいに思っている人も居るほどです。私も、好きなものは自分で買うのが最も効率が良いと信じています。もちろん、相手から贈り物をされたら嬉しいですが、その反面で返すのが面倒だとかいろいろ考えてしまいます。私のように海外に出る機会が多くなればなるほど、移動する時の荷物は出来る限り少なくしたいので、誰にせよ贈るお土産などはなるべく持ちたくないというのも本音です。

中国人の贈り物の文化については、詳しくは上記にあげた所長さんのブログを見てください。日本人であれば、再利用された贈り物を受け取ったら、本当に失礼な!と思うかもしれませんが、中国人は高いものを何でも「財産」と考える傾向があるようですね。中国人にとってみると、贈り物というのは、気持ちのやり取りではなくて、お金のやり取りの傾向が強く出ているのだと思います。海外でブランド物などを購入して、それが自分に買ったものかと思いきや「贈り物」として保管などという事があり得ます。下手をすれば質屋にかけて金になる物を贈ったりしますね。さすがは「賄賂の国」と言えるのかもしれません。

実際には中国ばかりではなくて、日本でもバブルの時には、偉い人の倉庫にはとても入りきれないほどの贈り物が届いたといいます。最近の日本では、やり過ぎるといろいろな意味で不都合なので大っぴらにはやらないですね。あまり高いものだと、気持ちのやり取りという言い方が使えなくなってきていて、下手をすれば逮捕されてしまうかもしれないからでしょう。日本でも水面下ではそういう物も残っているかもしれませんね。

贈り物の意味を考えたい

贈り物を頻繁にやり取りして、それを「財産のやり取り」と考えるのは良いのでしょうけど、それが行き過ぎると幸せを失うような気がします。私が初めて海外に行った時には、壁に飾る壁掛けを買ってきました。それは、同じものを数枚買ってきて、数人の親しい友人にだけ配ったのです。田舎で、周りの友達は誰も海外に行った事が無かったので、みんなとても喜んでくれて、ある友人も壁にずっとかけてくれていました。彼の部屋に遊びに行った時には、既に何年も前に買って来た壁掛けがいつもあって、買った側としては嬉しかったです。

東京に進学してからしばらくして、友人からサークルの合宿中にいきなり電話がかかってきて、彼が北海道で事故にあって、不幸ながら彼だけ帰らぬ人になったという事でした。ほんの1,2ヶ月前にあったばかりでした。遺骨を拾う所に立ち会った時にご両親が火葬する彼と一緒に入れてくれた少ない遺品が、この「壁掛け」でした。ご両親が入れた理由を説明してくれて、彼が最も大切にしてくれた物のひとつだったという事でした。贈った側の人も考えれる優しい人だったと思うのでした。あれから自分だけ年を重ねて既に10年がたって、失ったものは本当に大きかったと思います。

オスカーシンドラーから親衛隊への贈り物

シンドラーのリストという映画をご存知の方も多いと思います。スティーヴン・スピルバーグの最高傑作で、シンドラーがユダヤ人を救う為に親衛隊に物を渡すことによって工場を稼動させて、それで多くのユダヤ人が救われたという実話です。シンドラーが稼動させていたのは、平和な日用品を作る工場ではなくて、人を殺傷する為の兵器を含んだ軍需工場でした。この工場で作った兵器で、どれだけの人が殺されたかというのは、実は曖昧な訳です。

彼は、旧ドイツ軍に非常に多額の賄賂を沢山贈る事によって、工場内部である程度の自治権を確立していたという事です。シンドラー自身は、企業家としてユダヤ人を安い労働力と捉えていた(エミーリエ婦人談)ようですが、それだけでこれだけ多くのユダヤ人を救うことは出来なかったでしょう。日頃から旧ドイツ軍の親衛隊に多額の贈り物をして、良い関係を作れたのは、彼自身の優れた能力だったのだと思います。少なくとも終戦まで彼は工場を稼動し続ける事が出来ました。そして、最終的には、何とかユダヤ人の命を救い出しました。シンドラーの気持ちを想像すれば「軍需工場で稼いだ金だから、せめて人助けに使いたい」と思ったのだと思います。フィリップス社のフレデリック・フィリップスも同じような考え方であったと思います。

スポンサードリンク



スポンサードリンク



人気ホテル



最近のブログ記事

アイテム

  • 太古広場
  • 太古広場
  • 太古広場
  • 太古広場
  • thomascook
  • sasa
  • SASA
  • 焼きそばと海老
  • 海老とお米
  • もち
  • もち米
  • お米と海老
  • 海老と野菜炒め
  • スィーツ

最近のコメント

このアーカイブについて

このページには、過去に書かれたブログ記事のうち中国社会・文化カテゴリに属しているものが含まれています。

前のカテゴリは中国旅行です。

次のカテゴリは中国経済・業界です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。