最初の路線が開通した西安の地下鉄先日、9月16日に西安で地下鉄が開通しました。古都である西安は、既に人口1000万人に達しているとされていますが、まだ地下鉄はなかったのです。地価を掘ると古代の遺跡に当たるので、開発が遅れていたというのがその理由のようです。世界的に見ても、人口1000万級の都市に地下鉄がないなんて信じられない事でしょう?!西安は、まだまだ発展の余地があると見れるでしょう。
追いつくハードと追いつかないソフト上海では、この10年で13路線(つまり1年に1本以上のペース)で地下鉄が開通しており、既に世界最長の地下鉄と言われています。更に10年で10路線以上を追加する計画という事で、中国政府が上海をどのような都市にしようとしているかが見て取れます。目標としては、アジアの経済中心にもっていきたいと思っているのでしょう。上海は人口が集まっているので、地下鉄を作れば作るだけ利用者が居る状況で、ガンガン作るのも頷けます。しかし、技術者の不足、運転士の経験不足などが見て取れます。
作りまくられる西安の「箱物」以前に西安の良いところを書いたので、今回はちょっと批判的な視点から書きたいと思います。
西安でも地下鉄は開通しましたし、非常に数多くの観光地が出来ているのですが、多くの観光地は「ほとんど観光客が居ない状況」です。政府がこれほど大きな投資をしているにも関わらず、全く観光客が居ない状況は、運営コストも気になります。西安の場合には、多くの遺跡群が国家によって開発されているのですが、入場者数が多いようには見えません。
寒窑遗址公园は夏でも人が居ない
例えば、西安の市内東南部にある曲江寒窑遗址公园なんですけど、オープンしたのは2010年9月で、私が行ったのが2011年8月です。ここは凄く狭くて見る物も少ないのに60元もするんですよね。入場してみましたがほとんど人がいませんでした。ここにも地下鉄開通すれば人がくるんでしょうかね?
その時には、この観光地も古くなって流行らなくなって誰も来なくなるのじゃないかと思ったりします。
大唐芙蓉園もそれほど入場者は多くない

ここは2005年に出来たテーマパークなんですけど、ここも入場料が高いので地元の人は滅多に来ないですね。内部には、気の利いたレストランとかも無いですし、汚い地元レストランがあるだけです。
欧米から西安の旅行客は多いのですが、日本人の観光客が伸びない理由が分かります。
建物であったり、湖などの作りは超一級品なんですけど、運営が全然駄目なんですね。だから2005年にオープンしているのに人があまり入らないんですよ。中国の場合には、利害関係が非常に複雑なのも原因かと思いますね。
歩行者天国の骡马市

西安で2008年頃に開発された骡马市(西安中心部の鐘楼の近く)についても、これは上海の「南京路」のような道を想定して作った歩行者天国です。
ここは見た目が非常に美しい通りに仕上がっていて、多くの西安の若者で賑わっていて、最近では最も活気ある通りと居得るでしょう。
しかし、ここも外資系としてはスタバがあるんですが、それ以外は中国の小さな商店ばかりで、消費をしたくなるようなファッション性あるお店は皆無です。もっと若者が消費したくなる三里屯のようなショップ誘致しないと魅力的には見えません。
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