楽天がクレジットカード事業で1000億円の特別損失について

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小売業の広告業なので利益率が低い

楽天の本体事業である「楽天市場」の利益率は、楽天トラベルも含めて、サイトの利用手数料で成立しています。このビジネスモデルは、小売業の宣伝事業が主なので、利益率はそれほど高くありません。楽天は巨大な「アフィリエイトサイト」として成立しています。そして、これを支えているのは、売り上げの30-40%を担っているとも言われている個人の小口アフィリエイたーたちです。ブログなどが流行した事によって、楽天アフィリエイトを通じた売り上げが伸びて、楽天は巨大なサイトへと変貌・成長を遂げました。売り上げ規模数千億円、営業利益数百億円ほどになっています。

ソーシャルメディアに乗り遅れた楽天

楽天自身も「楽天ブログ」を抱えていて、楽天ブログを通じて、そこに楽天アフィリエイトも追加する事によってユーザーの囲い込みに成功していました。そこまでは楽天の思惑通りだったのですが、楽天はソーシャルメディア系に乗り遅れています。2003年後半頃からMixi、Gree、モバゲーなどが人気となり、楽天は対抗して「楽天リンクス」を展開しましたが、これは失敗に終わりました。楽天の三木谷さんは、証券会社、銀行などを買収して事業拡大に乗り出しました。

ソーシャルメディアの利益率の高さ

ソーシャルメディアとひとくくりにするのは無理があるのですが、ソーシャルメディアと言われるものは、個人プロフを中心とした媒体と考える事が出来ます。Facebook,Twitterなどです。モバゲーを運営するDeNAの2011年3月期決算は、1127億円の売り上げ、営業(経常)利益は560億円ほどでした。何と半分ほどが利益なんて、こんな美味しい商売ありませんね。時価総額も5月末で4000億円ほどもあります。楽天は「実物」を販売していますけど、ソーシャルゲームの中では、架空のアイテムやカードがお金で販売されています。

ソーシャルメディアの脅威

実はソーシャルメディアは、楽天にとっても脅威となる可能性を秘めています。今まで、ダイレクト販売というのは、顧客をサイトに呼び込むという作業が一番大変でした。それがTwitterやFacebookなどを使えば、一気にガンガン呼び込む事が可能になるかもしれないからです。今まで、多くの会社はGoogleでのサイト順位を毎日チェックしていました。これからは、Twitterで広めて貰ったりする事で、直接顧客をサイトに誘導してくるダイレクトマーケティングが可能になってきました。

Twitterのマーケティング手法では、サイトや物を「仲介者サイト」を通さずにダイレクトにユーザーに届けられるという特徴があります。まるでE-mailのようですが、E-mailと違って別の人もそれを見て、更に広めてくれるという効果があります。楽天もそのような中で、楽天ソーシャルニュースというものを開始しましたが、これはDiggのパクリで、今やる事では無かったよな・・・と思います。楽天がやるべきとすれば、楽天ブログをリニューアルして、もっとブログから離れて、ソーシャル化させる事かなと思います。

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このブログ記事について

このページは、中国株ファンが2011年6月 2日 22:32に書いたブログ記事です。

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