中国などの発展途上国を見ていると、多くの学生が海外に留学して、海外のものを学んで、それでホワイトカラーになっていきます。これって実際には、かなりの労働過剰のような気がするんですけど、中国の経済成長はそのホワイトカラーになるべく人たちを吸収できるぐらい経済成長しているんでしょうか。中国の場合には、大学生の卒業者が年間600万人に達していて、日本の10倍にもなりました。大学生を出て就職したからと言って、実際に働いて貰える収入と言うのが3000元(5万円)程度というのが普通です。働き方は過酷で、ホワイトカラーとは名ばかりの体を使った肉体労働の様相を呈しています。
学歴というのは、日本ではあまり重視されていません。諸外国では、国も企業も最低限の就職機会などに基準を設けるようになってきており、それが大卒などであったと思います。その最低限の就職機会を経ていれば、農民の小作農よりも収入の高いホワイトカラーになる事が出来ました。農民を継続しているよりは、企業に就職してホワイトカラーとして働くという事が収入を簡単に増やすという良い方法だった訳ですね。ただ、これが崩れて、次の段階で何をやればお金になるかというのがまだ見えてきていません。
ただし、話はそう単純ではなくて、企業に所属している個人というのは、企業の規模や競争力に大きく依存しているという側面があります。つまり、企業の規模や競争力が強ければ、それほど本人が対外的な競争を意識しなくても済むかも知れず、そのような中で年功序列というのはやはり効果的に作用するかもしれません。個人が企業の為に動けば、顧客の満足度を高められる可能性が高いからです。企業が巨大になって競争力をつければ、世界で成長しながら勝ち残っていけるかもしれない。
日本の企業は、人材でも学生のように勉強ばかりではなくて、もう少し実用的な収入をあげる人材を求める傾向は以前よりも強まっているようです。英語が話せても使えないというように、実際に社会に訓練して、実用的な能力というものを身につける必要があります。単に勉強で身に着けた知識だけではなく、それを使っていく必要があります。その使う場所が少ないという事が問題になっています。企業としては、安い労働力として労働を使う必要があるので、資金投下に慎重になる一方で、育てるよりも現在の状況で安い賃金で多くの金を生み出してくれる人を探し始めます。
企業というものを生産を行う為の畑と考えると、企業の株式を保有しているのが土地保有の地主、そしてそれを管理する人として社長などの委託された人が存在します。その下に小作農として、正社員が階級を作って競争して、その下に派遣社員が奴隷として存在しているという形ですね。労働者が増加すれば、小作農の地位でさえ「奪い合い」が出てきますので、小作農たちの発送はより「保守的」になります。
サラリーマン小作農が給料で食べていこうとおもうのであれば、幾つか良い条件が重ならなくてはいけないと思います。先ずは、所属している組織が少なくとも業績が今後伸びていくこと。自分がその中に居て「勝ち組」として管理者まであがっていく自信と実力があることなどです。その自信がないのであれば、20代のうちに別の方面で実力を付けて、自分の道を探した方がよっぽど楽しい人生を過ごせるかもしれません。
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