国の競争力を保つ為にセックスレス国家となった日本

| コメント(0) | トラックバック(0)

日本は、諸外国に比べて「企業が中心となって国を支えてきた」と考えられ増す。日本企業は簡単に潰れないにも書いたように日本企業は、世界でも強い競争力を保ってきました。強い企業を支える形で個人が存在するので、個人の幸せは企業の発展によって実現されるとする考え方が強くあります。これは、終身雇用や年功序列などのシステムによって実現されてきました。企業の発展の為には、個人の思想・良心などは制限されるという考え方は、日本で行われてきました。その代わりとして、企業が終身雇用や年功序列を保証した訳です。まさに小学校から徹底して教え込まれた「ご恩と奉公」などだった訳です。

1つの例をあげれば、東京都立高校の卒業式にて、国歌斉唱時に1回だけ不起立という事で、再雇用不合格になったという例もあります。2003年の10月に国家斉唱の際に起立する事を義務付ける通達を受けたにも関わらず、04年3月に行われた卒業式の国歌斉唱の際に起立しなかったという事です。定年退職後に申し込んだ再雇用について、起立を行わなかった事を理由に不合格になったという事です。

2009年9月15日に出された控訴判決において、原田敏章裁判長は「卒業式での不起立という職務命令違反を軽視することはできず、不合格は裁量権の乱用とはいえない」と述べました。実際の企業でも職務命令に背いた場合には解雇はあり得ると考えますが、1回だけという回数を考えると、再雇用をしないという決定はかなり厳しい判断に見えます。また、裁判長は憲法で保障されている思想・良心の自由に関しても「個々の教諭が自己の心情や信念のみに従って行動したのでは、学校教育は成り立たない」と退けた。

このように個人の思想・良心などをほとんど認めず、企業の成長を第一に考えるスタイルは、日本の戦時からの教育に根付いていると考えられます。国家の為に命をも投げ出すという考え方は、まさに全体を成長させる為に個人の犠牲は仕方なしという考え方でした。日本の学校において他と違うというだけで「いじめ」が起こる背景にも、こうした他との違いを出来るだけ排除する教育というものがありました。国家がずっと経済成長を遂げている(つまり少子化などの問題が発生していない)時はそのシステムは上手に機能しますが、これは少子化などが発生した時に大きな問題を露呈します。

個人の思想・自由は、会社に入っていると自然に奪われてしまうという事です。そうでなければ、日本企業で歩んでいくのは不可能に近いですから。その良い例として「日本人のセックス回数」というものがあります。セックスを行うという事は、人間の元気を表しているものと考えられます。会社に元気を奪われて帰宅すれば、もちろん奥さんとのセックス回数は減っていきます。これは、私生活の満足度を表す指標としても機能します。

2008年4月に避妊具メーカーのデュレクス社が発表した「セクシャル・ウェルビーイング・グローバル・サーベイ(性生活幸福度世界調査)」で、「性生活満足度」「性生活頻度」に関する各国の水準がわかった。調査対象は26か国、2万6032人。 日本のセックス回数は、世界で最低レベル!です。日本の会社が調査した訳でもないので、この点は公平な数値である訳です。週に1回以上のセックスは、アメリカやイギリスも50%ほどで高く無いですが、日本はそれを更に下回る34%です。パートナーと1週間に1度もセックスしない人が大半という事ですね。

以下は、「週1回以上性生活がある」と答えた人の割合を示したランキング。
1位・ギリシャ87%
2位・ブラジル82%
3位・ロシア80%
4位・中国78%
5位・イタリア・ポーランド76%
7位・マレーシア74%
8位・スイス72%
9位・メキシコ・スペイン・南アフリカ71%
12位・フランス・オーストリア70%
14位・ドイツ・インド68%
16位・タイ65%
17位・オランダ・ニュージーランド63%
19位・香港・シンガポール62%
21位・オーストラリア60%
22位・カナダ59%
23位・イギリス55%
24位・アメリカ・ナイジェリア53%
26位・日本34%

また、「性生活満足度」について「満足している」と回答したのが世界平均で44%に対し、日本は15%、中国は13%、香港は8%となっています。つまり、中国は性生活の回数は多い(週に1回以上が78%)にも関わらず、満足度は極端に低く(13%)なっており、愛が無いのにセックスばかりする姿が浮かび上がります。これは、中国においてお金目当ての結婚などが横行しているのと関係もありそうです。

日本は性生活の回数も少なく(週に1回以上が34%)、満足度も低い(15%)となっています。日本の場合には、既にセックスに誰も満足出来ないような「セックスレス国家」といった様相を呈しています。休日しかしていませんどころか、休日すらセックスしない日本人が多い事になります。2007年の厚生労働省の調査発表では1カ月間にセックスをしなかった夫婦は35%で3組に1組という調査を発表しており、夫婦の3分の1がセックスレスに陥っています。これで夫婦生活が円満・幸せと言い切れますでしょうか?!

同情の調査においても満足度を高めるために、ストレスや疲労感を減らすこと(28%)と、もっと多くの楽しみを加えること(36%)が指摘されています。ストレスや疲労が無い状態ですと、パートナーと快楽が増えます。それに加えて、セックスの楽しみを2人で見つければ、セックスをもっと楽しくする事が出来ます。セックスを行う為には、やはり日頃からストレスを抱えない環境と、楽しい会話が重要でしょう。

結婚生活に詳しい専門家によれば、結婚して子どもができると、男性側も女性側も家族として異性を見る傾向が強くなるようです。しかし、女性のみに関して言えば、子育てが一段落した中年を過ぎた頃から「女性としてもっと輝きたい」「このままおばあちゃんになるのはいや」と思う傾向があるという事です。「セックスを大切だと思っている国」でも日本は最下位です。自己抑制の教育は、セックスなどで自分を発揮する機会を奪っている事にほかなりません。

Happiness and Economicsの著者であるフレイとシュトゥッツアーなどは、幸福は主観的概念でありながら、その主観的感じ方を自己申告させれば、人々は今幸せかどうか答えられると述べています。人生の満足度などもアンケートで明らかに出来ると述べおり、客観的データーで十分実証分析出来るとしています。こういった点からも、このセックス調査などは、幸せを図る度数として有効に機能出来ると考えられます。

日本では、民主党政権になってから少子化対策などと言うことで、子供がある過程にお金を援助すると言う方針が打ち出されています。子供はセックスをしなければ生まれて来ないので、日本人にとっての「セックス」は、単に子供を生むためのツールでしかなくて、セックスを使って生活を豊かにしようとか、セックスが人生の喜びの1つであるという考え方は、全く無いようです。個人の喜びなんていうものは、企業の

しかし、現在では価値観が多様化してきた事もあり、国家の為に個人の自由を排除するという動きも少しずつ改善されてきました。それだけではなくて、企業のトップ以上に様々なスキルや技術を持った若者などが出始めてきたという事です。そういった中で、企業などが競争力を保つ為にという理由で、上部の意見を押し付けるような単純なマネジメント方式では、既に人が動かなくなってきました。

近年における日本の企業は、更なる内部保有を増やすなどを行って、なんとかこのシステムを維持してきました。ご恩と奉公との関係で言えば、企業が終身雇用や年功序列を維持できなくなれば、労働者もそれなりの働き方しかしないからです。日本企業の強みであるこれらのシステムを維持できなくなれば、今まで強かった日本企業が世界で埋もれる危険性があります。それを日本企業は良く知っており、正社員に終身雇用と年功序列を何とか維持しようとしていますが、近いうちに限界に来るでしょう。

日本では、ワークシェアリングを導入して、生活とのバランスをとっていこうとする動きもあります。しかし、ワークシェアリングなどを導入して、誰も企業に忠誠心を誓うよりも自己の生活などを優先的に考えるようになれば、日本が今まで行ってきたような方法で国際競争を継続するのは難しくなる可能性がある事も頭においておくべきかと思います。

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://www.chugoku-kabu.net/blog/mt-tb.cgi/194

コメントする


アイテム

  • 上海万博マスコットとGUMBY
  • 情報の格差
  • ユニクロロンドン
  • 上海中心
  • 中国117大厦
  • 日経平均株価
  • 中国国際航空2
  • 中国国際航空1
  • 中国国際航空
  • 損益計算書

このブログ記事について

このページは、ヒロポンが2009年10月15日 22:26に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「アメリカ式金融資本主義の失敗」です。

次のブログ記事は「健康で長寿大国の日本」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。