人生の目標設定の中にある仕事

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あるTVゲームをやった場合には、困難などはあれど、クリアを目標にして頑張る事が出来ます。人間は、それぞれの人生にハードルを設けて、それをクリアしたり、達成する事に喜びがあるのだと思います。今までならば、結婚は3高が良くて、女性は30歳までに結婚して、3種の神器を家庭に揃えるといった単純で分かりやすい目標設定でした。

人生の目標は、かつてのように単純に語る事は難しくなってきました。ラジオ以外にテレビ、インターネット、新聞、雑誌など、情報経路が増加した事によって、海外などの情報など、情報の流通量が急激に増えました。この事によって、同じ国の中でも価値観が急速に多様化しました。この価値観の多様化には、法律や制度などが対応しきれていない現状があります。人々は多様化したにも関わらず、価値観は多様化してはいません。

世界には180カ国以上の国があり、それらの国々によって法律や制度は異なります。しかし、グローバル化が進んで、各国内部の人々が多様化してくると、各国で価値観の多様化した形で整備された統一基準を使うという方が効率的になってきます。ただし、こういったシステムの整備はあと数十年の時間はかかるものと考えられます。統一が進んできた欧州であっても、様々な問題が出てきています。

女性は30歳まで結婚しなければ、負け犬呼ばわりされたりしますが、最近では30歳までに結婚しない女性は増えています。2005年時点における女性の未婚率は32.0%まで上昇しています。30歳で結婚しない「負け犬(酒井順子さんの負け犬の遠吠え (講談社文庫) )」定義を適用した場合には、3人に1人は「負け犬」という事になってしまいます。更に門倉氏のセックス格差社会 (宝島SUGOI文庫)によれば、このまま未婚率が上昇すれば、2015年には40%が結婚しない状況になるようです。2015年は遠い未来の話ではなく、あと5年後です。

学歴が高ければ高いほど、キャリアが優秀であればあるほどに、未婚率は高まる傾向があるとも言われています。これは、未婚女性が職場において男性と同等の働き方を行うので、結果的に恋愛する時間の問題が出てきたり、彼女たちが結婚に対しての金銭的な焦りが無かったり、男性的な働き方をするので男性から牽制されたりするという事が考えられます。

問題なのは、女性の晩婚化は女性が自由に選んだ結果としても、女性の体の構造自体は人間として全く進化を遂げているはずがないという事です。つまり、女性は30歳前後で結婚しておかなければ、出産はやはり難しいと考えてしまいます。若い女性を好む男性が多いのもこの為かと考えられます。こうした事から、フランスなどでは、既に結婚という形態を取る事すらしなくなってきています。結婚せずにパートナーと子供を生めば、少なくとも手続きなどの面で簡素化が図れて負担を軽減出来るという配慮かと思います。フランスなどでは、未婚でも一緒に住んでいれば、結婚と同様の権利を得られます。

女性が男性に400万円以上の年収を求める一方で、女性の側も高学歴化してしまって、若さを逃していくという事は見逃せません。結果として、男性と女性のいずれも異性に求める条件を満たす事が出来ずにミスマッチが発生します。結婚という事までに至る件数は大幅に減少し、男性が、もしくは女性が結婚したければ大きく妥協を考えなければいけない状況になります。特に妥協していくのは、年齢的に不利を抱える女性かと思います。

私は、結婚しても「メリットが見えない」という事も大きな問題になっていると考えています。共働きになってお互いに仕事を抱えて夜遅く帰ってきて、愛情は無くなり、セックスレスになり、隣に寝ているのに赤の他人という状況では、家族を形成する意味すら疑ってしまいます。そういった生活を心の中で予測出来てしまうので、結婚を心理的に怖いという人も増えていると考えられます。

対策としては、気の強い妻でありながらも、セックスの時には男性側に完全に優位を持たせてあげるという事も重要です。通常の感覚である(つまりホモでない)男性は、女性とセックスしたいと思うわけで、男性とセックスしたいと思っている訳ではありません。しかし、女性が働くようになってから男性優位社会は崩れて、それがセックスにも影響していると考えられます。

家族が出来た後に、父親と母親の共働き世代では、子供に確実な影響が出ます。金銭的な問題が無くても、それ以外の点で問題が出てきてしまう事は明らかです。例えば、子供を1人持つか、2人持つかによって、子供にかけられる時間は必然的に決まります。子供を多く持てば持つもど、子供にかけられる制限されます。つまり、子供の数を絞った方が、必然的に子供の質が良くなってしまうのです。こうした問題を解決するには、フランスのように2人目以降の子供には金銭的な補助を与えるなどの方法が必要になります。しかも、1ヶ月に相当のお金をあげなければ、根本的な問題は解決出来ないと考えられます。

価値観が多様化しているのに、システムが多様化しておらず、このギャップが相当に広がってからシステムが変更されるのが普通です。しかし、情報スピードと価値観が多様化するスピードが速く、様々な場所でこのギャップが広がって、システムだけは従来のものを使い続ける事になっています。例えば、結婚の問題にせよ、3高の人が実際にほとんど居ないにも関わらず、女性がそれを求めるならば、結婚出来ない女性はますます増えます。女性は価値観を変えて低収入の男性も容認しますが、実際にそれでは出産が難しいという社会システムの矛盾を抱えます。

現在の社会は、子供の量よりも質が求められているという社会です。子供を沢山生むのではなくて、子供を少なく生んでその質を上昇させるという事が重視されています。日本やその他多くの国の社会から見ると、子供を生む事は社会貢献しているにも関わらず、それが社会に評価されないという構造上の問題を抱えています。

子育てに苦しむ両親に対して、生んだのは完全にあなたの責任という事を突きつけるのであれば、誰も喜んで子供を生む人は居なくなるのは当然です。国家などが基準を決めるというシステムは、価値観が多様化した場合には欠点を露呈します。利権などの問題も絡み合って、なかなかシステムが変わらないうちに、人々は更に変わっていくという矛盾です。問題は、システムが変化しないうちに深刻さを増していきます。

本来は、人生設計の一部である仕事が、生存競争が過酷化してしまった結果として、仕事が人生の全てのようになってしまうのです。仕事を辞めたら生存が危うくなるので、その為には結婚せずとも、もしくは家庭を崩壊させても、自分の健康を害そうと関係無いという覚悟を持たないとやっていけないという事です。かつては、幸せを求める為には、国家と企業の作ったレールに乗らないといけないという縛りがありました。今でもそうした縛りはある訳ですが、違うのはそうしたレールは必ずしも幸せを掴めなくなっているという事です。

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このブログ記事について

このページは、ヒロポンが2009年10月12日 13:13に書いたブログ記事です。

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