良い材料としては、携帯のジェイケンの吸収合併による業務効率化に成功したこと、ドリコムジェネレーティッドメディアによる求人検索などが好調で売り上げ3億4669万円、営業利益7005万円が出たことなどがあります。一方の悪い材料としては、本来得意とする法人向けサービスのビジネスソリューション(企業内部のドリコムブログ、ドリコムCMS、ドリコムSNSなど)については、売上高1億6309万円、営業利益4151万円の赤字となっており、事業の足を引っ張る結果となっています。
(ことば)
営業利益・・・・本業の事業によって出た利益
経常利益・・・・本業以外の財務活動なども含めて出た企業全体の利益
決算内容を見る限りでは、ドリコムジェネレーティッドメディアのメディアとしての価値が目立っています。ドリコムジェネレーティッドメディアでは、リクルート出身の平尾氏が社長を勤めており、転職EX、派遣EX、アルバイトEXなど仲介メディアを主力としています。また、単価の高い自動車、不動産サイトにも参入しています。
ドリコムブログ、ドリコムSNS、ドリコムCMSなどの分野が不調な事を考えると、競合する企業が多くて単価の下落が著しい事があげられます。例えば、企業内ネットワークにおいては、サイボウズなどがより強みを発揮する分野となっており、企業内SNSの分野については、OPENPNEを開発した手島屋がドリコムSNS以上の低価格にて企業内SNSに参入してきています。
少し前までは特徴があってユーザー満足度が高かったドリコムのツールではありますが、開発の方向性を打ち出すことが出来ずに、一般企業の競争の中に埋もれてしまったのだと思います。既にもの作り企業という本来の価値は失われており、現在ではメディア企業としての位置づけが強くなってきているように思います。
Mixiアプリの参入も打ち出していますが、所詮はMixiのユーザーを使っていろいろやろうという訳で、長期的に自分でユーザーを持たない限りは事業の拡大は難しいと考えます。今後は、更にメディア企業としての位置づけを強めていき、下手をすれば本業である筈の企業向けソリューションからの撤退などもあり得るのではないかと考えています。
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