カルパース(カリフォルニア州公務員退職年金基金)の問題

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年金基金として世界最大(全米最大)の規模を誇るカルパースは、2009年6月末時点で資産価値は1809億ドル(約18兆円)となっています。1年前の2371億ドル(約23兆円)から23.4%もマイナスとなっています。これは、2008年9月のリーマンショック後にカルパースが資産を大きく減少させた事を表しています。

ロイター通信によると、7月27日の会合においてカルパースのジョセフディアCIO(最高投資責任者)が取締役会において、年8%のリターンをあげて、収入の伸びが4%以上になれば、運営に必要な資金を15年で完全にカルパース自身で賄えるようになると説明しています。また、年金の監督団体のキース・リッチマン氏は、現職の公務員の拠出金増額と、新たに加わる公務員が満額の年金を受け取る場合の勤務年数を長くする(6年程度を想定)住民提案を検討していると報じられています

年間8%のリターンというのは、米国が低成長に陥る中でとても現実的と思える数値ではありません。これほど巨額の資金を年金8%で運用するとなれば、相当のリスクを取らなければ上げられないリターンです。運用がうまくいけばよいですが、失敗した場合には年金機構自体が破綻しかねません。米国も金利が低迷する状況にあり、債権の金利をあてにして運用する手法でも難しくなっています。

カルパースの年金に加入している退職者は47万6000人とされており、これらの受給者の中には年間10万ドル以上受け取る人が居るという事で、年金基金の監督団体がその個人名を公表したという事です。10万ドル以上を受け取っている受給者は、およそ1%にあたる5000人を越えているという事で、そのうち年間50万ドルの年金を受け取っている人も居るという事でした。

参照:ロイター通信
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-10307920090730?pageNumber=2&virtualBrandChannel=0


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コメント(2)

初めまして。
Calpersに加入している、カリフォルニア州職員の一人です。
現地では、Calpersについての問題はまだ浮上してきていないので、正直驚きました。州職員はばかばかしいほど基本給が安いので、年金がだめになったら老後どうなってしまうのか不安に思う人も少なくないと思います。
来月からは、月2日のfurloughsがついに決定しました。どうなることやら・・・。

Satokoさん
コメント頂きましてありがとうございます。カリフォルニア州で職員をされておられるんですね。日本では、公務員は高い!という批判にさらされている上に不景気も手伝って安定職として人気が高いですが、アメリカでは基本給は安いんですね?それで老後も保障されないとなると、本当にやってられないですね。更に月2回のFurloughsとあっては・・・。

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