中国の外貨準備が2兆ドルを突破したという報道がなされていました。貿易黒字が大きいなかで、企業が外国との決済で用いたドル・円・ユーロなどが市場に大量に出回れば、相対的に人民元の価値が上がってしまいますので、政府は市場から外貨を吸い上げて人民元を供給しています。これが外貨準備を膨らませる要因と、同時に中国におけるマネーサプライの供給過剰を招いています。
中国の外貨準備は、世界第2位である日本の2倍以上になっており、中国外貨市場は既に無視出来る規模のものでは無くなっています。また、大半が米国債権などの米ドルで保有されていると見られる為に、米ドルの下落に神経質にならざる得ません。人民元を切り上げる事によって、人民元換算の為替比率が下がってしまう事や輸出が難しくなる事などもあり、人民元の切り上げは簡単には行えないと見られています。
大企業と大企業が提携してグローバル競争に立ち向かうのと同じように、大国同士は問題を解決する為に連携する事を迫られているような気がします。アメリカと中国が通貨の持ち合いによって、2つの国の垣根を取り去る事が重要ではないかと思っています。米国にとってみれば、米国が通貨価値を維持する事が重要と考えていますし、中国からしても保有する外貨準備が米ドルであるからには米ドルの通貨価値維持は重要で利害は一致しています。
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