中国における著作権の現状

| コメント(0) | トラックバック(0)

2002年に北京を訪れた時には、あらゆる場所に違法CD販売ショップがあって、世界中のあらゆる音楽や映画を10元から30元ほどで販売していました。しかし、北京オリンピックが近づくに従って、当局が取り締まりを強化した結果、これらの違法動画販売ショップは姿を消しました。2005年頃から2007年頃にかけては、洋服店の裏側の扉を開けてCDやDVDを販売する違法ビジネスが流行っていましたが、これもネットで動画が視聴できるようになってから廃れてきました。

今の中国の若者は、有名なYouku土豆網などを使って映画を見る他に、迅雷在線から直接映画などをダウンロードするのが主流となっています。アニメ動画の場合は、アニメ迅雷在線のような場所で見るかダウンロードするのが主流になっています。日本で公開されたアニメは、ここ20年ぐらいのものならほぼ全て揃っています。基本的に日本語に中国語の字幕です。字幕は、大学生などボランティアが翻訳したものが大半です。

2000年から2003年頃にネットの高速回線が普及してきた頃は、WinMXやWinnyが違法音楽や違法動画のダウンロードとして大流行していましたが、その時代はすぐに過ぎ去ってしまいました。今では、違法音楽も違法動画も、そんな危ないツールを使わなくてもネットで簡単に見ることが出来るようになってしまいました。

ネット上で映画は、英語に中国語の字幕なので、文字の問題はありますが、英語か中国語が出来れば問題なく見ることが出来ます。Gyaoの動画は、最新の面白い映画を見れるとは限りませんが、中国のネット上で公開されている映画には、点数や評論まで付けられており、確実に面白い動画が探せるように工夫されています。こんな感じで、中国の若者の間にコンテンツに多額のお金を支払うという感覚はまったく無くなってしまいました。これらの違法動画サイトが日本語や英語に翻訳されたらどうなる?!というのは、私だけが感じている事でしょうか。

個人が所得する情報の量が日増しに増えていますので、個人を馬鹿に出来なくなってきているんですよね。質の悪い映画やTVであれば誰も見ませんし、質の悪い会社の株であれば、誰も買わないです。このように個人が情報を所得する経路を拡大する事によって、個人のパワーが拡大すれば、今まで権利を独占していた人たちに不利に働く可能性が出てきます。

GoogleのYoutubeなどでは、個人がテレビ局の真似事をしてニュースを配信するなどして、数多くのアクセスを集めたりしています。Googleの理念によると、個人の情報源、自由が広がる事が生活を豊かにしていくという事です。個人としては、社会で資産を形成する為に自分というものを強く打ち出していく必要があると感じます。それは、日本人に欠けている事です。

日本の現状はこちらに書いてました。
収益なき動画配信
http://business.nikkeibp.co.jp/article/topics/20090417/192282/?P=1

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://www.chugoku-kabu.net/blog/mt-tb.cgi/136

コメントする


アイテム

  • 上海万博マスコットとGUMBY
  • 情報の格差
  • ユニクロロンドン
  • 上海中心
  • 中国117大厦
  • 日経平均株価
  • 中国国際航空2
  • 中国国際航空1
  • 中国国際航空
  • 損益計算書

このブログ記事について

このページは、ヒロポンが2009年4月21日 22:55に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「中国の内需は爆発するか?!」です。

次のブログ記事は「オラクルのサン・マイクロシステム買収」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。