どうして中国経済の勉強する為にイギリスに来るかと言えば、中国が導入を進めている「国際会計基準」を考えなければいけないと思うからです。実際に国際会計基準は、2005年から欧州の上場企業に上場されましたが、これを監査する大型監査企業の多くが米英のBig4と呼ばれる企業です。
このBig4(エンロンの粉飾決算によってArthur Andersenが消えるまではBig5とされてました)は、ほとんどがイギリスで1980年中頃に設立されており、その頃に会計の重要性が認知され始めていた事をしめしています。ちなみにBig4は、PwC (founded in 1849, London), Deloitte (founded in 1845, London), EY (founded in 1849, London), KPMG(WBP founded in 1870, London and PK founded in 1917, Amsterdam)の4社です。
中国は、国際化を目指して国際会計基準の導入を進めていますが、国際会計基準は中国の国内会計基準よりもより厳格なものとなっています。少なくとも、ワールドコム、エンロンの粉飾決済を経てもなお、国際会計基準は厳格なものであると信じられてきました。しかし、金融危機で粉飾まがいの監査が横行して、監査の企業に対する信頼すら揺らいでいます。私から言わせると、信頼性が揺らいでるというよりは、むしろ信頼出来ないと思った方が良いと思います。
発展途上国の会計基準は厳格ではないので、信用出来ないので、アングロサクソン系の考えたより厳格な国際会計基準を導入しましょうという事になった訳ですが、実は国際会計基準にしてもそれほど信頼出来ない事が分かってきました。こういった議論を始めると、そもそも資本市場において会計自体の意味が問われますが、会計は法律よりも更に歴史が浅い事が原因だと思います。
いずれにせよ、アメリカやイギリスなどのアングロサクソンの国々が発展途上国に投資するに当たって、国際会計基準が重要になる事は間違いありません。発展途上国にとって国際会計基準が役立つかどうかは議論の的となってきましたが、とりあえず多くの発展途上国は導入を前提として議論しているように思います。
イギリスから国際会計基準を考える
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