日経平均がバブル最安値を更新

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日経平均がバブル最安値を更新しました。08年の金融危機による世界的な不況に加えて、民主党の小沢代表の秘書が逮捕されるなど、政治的な混乱も要因になっている事は確かです。日本の先行きに関して非常に心配なのは、発行残高が積もっている国債です。朝日新聞(2009.3.8)によると「政府は08年度当初予算で一般会計税収を約53.6兆円と見積もったが、企業業績の悪化で法人税収の下ぶれが表面化。昨年末の2次補正予算で約46.4兆円に減額した。」と報じており、深刻な税収不足が発生する事は間違い無さそうです。

歳出が歳入を上回った(予算割れ)の場合には、国債の利払い費などの歳出が浮いた分で埋めますが、それで足りない場合には更なる赤字国債の追加発行となります。国債の発行については、二次補正予算で一般会計税収が減額した事で、08年度の新規国債発行額は当初の25.3兆円から33兆円台に膨らんでいます。国債残高はここ05年から3年ほど横ばいの状況が続いていましたが、国債残高の増加も避けられそうにありません。
09年には改善の見込みどころか更に落ち込む事が予想され、赤字国債の発行は更に問題になりそうです。国債発行によって、利子の支払いと借金返済の金額が増えると、国の予算編成は更に国債発行に依存せざる得ないという悪循環に陥る事になります。税収の3割を占める法人税は、企業の赤字によって大幅に減少する見込みで、同じく税収の3割を占める所得税についても雇用情勢の悪化によって減少は避けられません。2割を占める消費税は、消費低迷によって減少する事で今後の国政の財政事情の厳しさが増す事は確実と見られています。

日本政府は、財政健全化という事で懸命な取り組みを見せてきましたが、急速に景気が悪化した事によってその取り組みは頓挫しようとしています。当初の見込み通りの予算が得られなくなっているからです。現在の日本の財政状況では、既に景気対策に予算をつぎ込む事も難しくなっています。金融政策が取れず、財政政策も取れない状況では、日本経済沈没は免れないと見るのは私だけはな無いはずです。問題は、いつまで日本の金融機関が国債を買い支えられる事が出来るかという事にかかっています。

麻生首相がどこかで「日本は世界金融危機から一番先に抜け出します」などと宣言していたのを思い出すと、苦笑するしかありません。世界の不況から一番先に抜け出すどころか、世界金融危機のダメージを最も受けた国となっており、輸出の減少と赤字国債の山積によって今や双子の赤字を抱える苦しい状況になっています。

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このページは、ヒロポンが2009年3月 9日 18:23に書いたブログ記事です。

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