沈みゆく国日本

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麻生首相がダボス会議に出席して講演を行いました。講演の全文を読んだのですが、5、6年前に書かれた演説を聞いているような印象を受けました。先日「日本が一番先に金融危機を脱します」などと言っていた麻生さんですけど、世界中の誰もそんな話を本当だと思う人は居ないでしょう。日本の景気後退は明確で、世界で一番先に回復するどころか、今の状態をキープ出来るかさえ疑問です。日本の景気回復には何が必要なのでしょうか?

日本の長期に渡る景気は、アメリカ、中国を始めとする好景気の国家に支えられてきました。作った物が売れるので、日本はどんどん物を作って外国に売りました。当時は、アメリカの景気も良くて小泉さんが総理大臣だった時もアメリカ寄りの姿勢が明確に打ち出されていました。逆にアジアとの関係悪化が深刻になり、特に中国との関係が悪化してしまいました。

中国は、世界景気が大幅に後退する中においても、2008年GDPの伸び率が9%を記録しています。13億人もの人口を抱えて経済成長を続ける中国は、世界中の期待を背負って居ると考えられます。イギリスのファイナンシャルタイムズは、中国の温家宝首相のEU各国訪問を毎日のように熱心に報じています。特に2月2日に温家宝首相の写真を一面に持ってきました。その他のページでも温家宝首相の半ページにもなる大きな顔写真があり、EUがいかに中国に注目しているか伺えます。

今の世界が注目するのは、日本の総理大臣の発言ではなくて、中国の総理大臣の発言です。

FinancialTimes
http://www.ft.com/home/uk

麻生首相の演説でも、本当は「アジア」と表現するより中国と言いたいのでしょうが、日本の立場は中国とそれほど関係が良くないので、中国と表現する事が出来ないのですね。だけど、世界の要人たちからすれば、既に投資の価値があるか分からない日本よりも中国に注目しているのは当然です。日本は、景気回復を優先させるのであれば、中国と仲良して中国の消費に依存する必要がありますが、日本と中国の関係は良好と言える状況ではありません。

日本の国内消費はとても回復するとは思えず、少子高齢化によって日本の財政難も深刻になりつつあります。短期で景気回復させる唯一の手法と考えられるのが、中国との関係を強固なものにして、中国の市場を開拓する事と、中国への輸出を増やすという事です。小泉政権時代に靖国参拝によって中国との関係がギクシャクしてしまった事は、失われた10年を20年に引き伸ばす事になったと考えています。小泉政権時代には、米国の消費も好調だったので、米国よりの政策でも何とかやっていけました。しかし、今では米国は消費も落ち込みを見せて、日本はどうしようもない景気後退に入り込んでいます。

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このブログ記事について

このページは、中国株ファンが2009年2月 2日 23:29に書いたブログ記事です。

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