日本の証券会社の営業スタイル

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田代さんのメルマガ「中国株投資レッスン」にて、証券会社の営業スタイルに関する記述がありました。私もこの点については、以前も書きましたが、確認の為にもう一度書いておきたいと思います。日本の証券会社は、基本的に「買い」を勧める事はあっても、売りを勧める事はありません。田代さんのメルマガでは、中国の証券会社は「売り」も奨励する事があるので日本とはやや異なるとの見解でした。

日本の証券会社では、営業評価は「受け入れ手数料」と「受け入れ資産残高」によって成される場合が大半です。ですから営業マンが最も恐れるのは、お客さんが「売り」をしかけた後に「出金」する事です。出金されてしまうと、資産残高が減少するだけではなく、その後の売買手数料の減少にも繋がります。

出来る営業マンになる為には、お客さんの出金を最低限にする必要があります。その上で、株でも債券でも投信でも、何でも良いのでとにかく「買い」を勧めて、新規で出来る限り多くのお金を「入金」して貰う事がポイントになります。営業マンは、常に1人のお客さまの銀行口座からどれだけ証券会社の口座にお金を移して貰えるかという事を考えて、相手の懐具合を探っています。その上で限界点までお金を証券口座に引き込もうとします。


1人の営業マンが預かる資産ですが、これは証券会社の規模によっても異なり、数億円から数十億円とばらつきがあります。およそ5億円-10億円程度の「預かり残高」があれば、その株式を売ったり買ったりする事によって、営業マンとしてやっていけるだろうと言われています。また、投資信託をポンと1億円買ってくれたりするような大口客が数人でも揃えば、営業成績はトップレベルになるでしょう。

日本の営業マンが売りを勧めるのは、基本的にお客様が新規でお金が既に出せないと分かっており、売買手数料を稼ぐ為に今もって居る銘柄を売って、新しい銘柄を買わせる為です。売りを勧めるのは、あくまで新しい銘柄を買って手数料を稼ぐ為です。しかし、利益が出ていない状況で売りを勧めてしまうと、お客さんの損失となるので、後から訴えられる危険などもあり、ここに慎重さが要求されます。

結論ですけど、証券会社の対面営業を利用する事は全くお勧め出来ません。あなたが株について分からず、アドバイスを求めたい立場にあるのであれば、株などには手出ししない方が無難です。分からない事を始めれば、言いなりになってお金を吸い取られるだけです。今後は、証券取引所の立会場がコンピューター化されたのと同じ理由で、証券会社の対面営業はほぼ全てオンライン注文に取って変わるでしょう。既にその兆候があり、証券会社の対面営業は、厳しさを増しています。

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このブログ記事について

このページは、ヒロポンが2008年11月22日 00:55に書いたブログ記事です。

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