野村證券が28日に発表した2008年9月の中間連結決算は、純損益が2494億6400万円の大幅赤字となりました。野村證券は、日本の金融機関としては海外業務にも積極的であり、金融危機と無縁で居られるはずはありませんでした。ヒロポンがまだ会計レポートを詳しく見ていないので、詳しい内容については会計レポートを見た後で時間がある時に書きます。
野村がリーマンブラザーズのアジア・欧州部門などを買い取ったのは、今の段階で良かったかどうかは判断が出来ませんが、市場環境が厳しい中において野村証券の力が試されそうです。野村証券は、リーマンブラザーズアジア・欧州部門などから約8000人の従業員を引いでおり、人件費と共に業務継承などにも費用がかかると見られています。
この日に発表されたリーマンブラザーズを買収した費用は、20億ドル(2000億)ほどを支払ったという事で、この費用は今回の決算には計上されません。計上されるのは、10-12月期以降の連結決算だそうで、その頃に更に赤字が拡大していれば、決算内容は悲惨なものになる事すら予想出来ます。そうなれば、国内の従業員リストラなんていう事も起こりうる可能性がありますが、アジア・欧州部門を買い取っておいて、国内リストラというのは国内従業員のやる気を失わせる可能性もあります。
いかに国内トップで世界に向けて羽ばたこうとしている野村証券と言えども、海外の人材を上手にマネジメントして利益に結び付けていくといく作業には難航が予想されます。特に市場環境が厳しい状況が続いており、上手にマネジメント出来なければ、リーマンブラザーズから買い取った部門によって赤字幅を拡大しかねない状況となっています。
2009年3月期第2四半期決算短信
http://www.nomuraholdings.com/jp/investor/financial/data/2009_2q_usgaap.pdf
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