ポンド160円を割る-地下鉄1000円時代の終焉

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ロンドンと言えば、日本人には「地下鉄が初乗り1000円なんだって!」という事で、激高い都市として有名です。私もしばらくロンドンに住んでいたんですけど、本当に生活費が高くてウンザリしました。地下鉄1000円の計算ですが、イギリスで4ポンドの地下鉄を1ポンド250円で計算すると日本円でちょうど1000円ぐらいになるんですね。1ポンド200円で計算したとしても、800円ですから本当に高いです。

さて、欧州通貨が軒並み下落しており、ユーロが130円割れ、ポンドが160円を割れてきました。ポンドは170円の抵抗線を既に割れていましたので、次の段階となる150円を目指しています。今の英国の景気状況では、150円割れて更に円高に進行する可能性もあり得ると考えています。10月8日の協調利下げ以降は、更なる利下げを織り込んだ相場状況になっているとは言え、まだ欧州で更なる利下げが行われたわけではありません。利下げが行われれば、一層の円高になるでしょう。

欧州経済は、金利を下げれば通貨の下落となり、金利を上げる事は非常に難しいという極めて厳しい状況になっています。
欧州経済がこのように傾いてきて、日本円が高くなると、そもそも日本は本当に景気が悪かったのか?という気がしてきます。日本のバブル景気が崩壊して、失われた10年と言われる時代となり、その後の構造改革などを経て景気が上向いて「いざなぎ景気越え」となりました。しかし、欧米はそれ以上に景気が良くて、まさに「バブルの状況」という事だったのでしょうか?また、日本の景気がいざなぎ景気越えだったにも関わらず、日本の金利の低さはどう説明されるのでしょうか?

金利の低さによって円安が進行して、1ユーロ170円、1ポンド250円という水準は、日本の景気の状況からすると行き過ぎだったのかもしれません。日本の景気はそれほど悪くなかったのに、何故か金利が低く保たれており、それは結果的に「円キャリートレード」という形で各国に流れたという事なのでしょう。いざなぎ景気越えの状況下だったにも関わらず、どうして日本がこのような低金利になっていたのかという事も1つのキーポイントだと言えます。


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このページは、ヒロポンが2008年10月23日 05:52に書いたブログ記事です。

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