2008年10月アーカイブ

アイスランドが突然6%の利上げを行って、何とアイスランドの金利は18%になりました。2週間前に3.5%引き下げたばかりなのに、今度は6%引き上げなんていう事をやっていれば、経済混乱するのは当たり前ですよ!当局者は何をやっているのか知りませんが、2週間で金利の大幅な変更を行うようでは、市場の信頼は得られませんよね。

アイスランドは金融立国として知られていましたが、金融危機で経済が壊滅的な打撃を受けて、最大手3銀行が国有化されました。そこでアイスランドが使っている通貨であるクローナが凄まじい勢いで急落してしまっております。10月に入ってから1クローナ1.00日本円だったのですが、円高の影響もあって今では1クローナ0.498日本円です。つまり、1ヶ月で通貨価値は半分になりました。1年前の2007年7月には、1クローラ2.0日本円だったのですが、1年で通貨価値は4分の1です。

アイスランドは日本と同じ島国なので、主要な産品を輸入に頼って生活しております。そうなると、クローラが売られてしまいますと、輸入品がべらぼーに高くなってしまいます。アイスランド人から見ると、通貨価値が4分の1になってしまったので、日本から輸入する機械類の価格は単純に考えても4倍に跳ね上がります。アイスランドでは、いま生活必需品である食料などもどんどん値上がりして、大変な事になっています。


野村證券が28日に発表した2008年9月の中間連結決算は、純損益が2494億6400万円の大幅赤字となりました。野村證券は、日本の金融機関としては海外業務にも積極的であり、金融危機と無縁で居られるはずはありませんでした。ヒロポンがまだ会計レポートを詳しく見ていないので、詳しい内容については会計レポートを見た後で時間がある時に書きます。

野村がリーマンブラザーズのアジア・欧州部門などを買い取ったのは、今の段階で良かったかどうかは判断が出来ませんが、市場環境が厳しい中において野村証券の力が試されそうです。野村証券は、リーマンブラザーズアジア・欧州部門などから約8000人の従業員を引いでおり、人件費と共に業務継承などにも費用がかかると見られています。

FOMCで利下げ観測強まる

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今日28日と29日にFOMC(連邦公開市場委員会)が予定されていて、そこで0.5%の利下げ観測があります。欧州でも利下げ観測がありますし、インフレリスクは低下しているとの判断もあるので、恐らくFOMCは利下げの決定を下すでしょう。既に市場には利下げが織り込み済みとの味方もありますが、実際に利下げしたとなれば、やはり市場は反応する可能性が高いと考えます。

先ず、ニューヨーク市場は利下げを好感して少し高く終わる可能性はあると思います。しかし、米国の金利が下がる事によって、円は相対的に高くなる可能性が強く、円高によって日本株が更に下落する可能性が十分にあります。過度の円高を防ぐ為に、日本も何だかんだと理由を付けて対抗利下げに踏み切っていく可能性があるでしょう。日本は0.5%しか幅を持っておらず、利下げするとしても0.25%しか行う事が出来ません。つまり、現時点で小幅の利下げしてもほとんど効果なんて期待できず、単に為替調整ぐらいにしかならないと考えられます。
日経平均株価2008年10月27日日経平均がバブル崩壊後の株価を下回って、26年前の水準になってしまいました。日本は、バブル崩壊という言葉が生まれて、バブルを崩壊した後には「失われた10年」という言葉で不況が表現されました。失われた10年の後には、海外の需要を当てにして「いざなぎ越え」の景気と言われて景気が拡大期に入ったはずでした。

しかし、実際には金利は0.5%のまま上昇させる事が出来ず、今では金利を引き下げる可能性も出てきています。 日本は、バブル崩壊というように言われましたが、現在の世界を見るとまさに「バブル崩壊」としか見えません。しかも、日本のバブル崩壊以上にスピードが早くて深刻なように見えるのは、私だけでは無いはずです。日本のバブル崩壊以後に不良債権に苦しんで、それから10年を失わせる事になりましたが、世界の景気を見ると10年以上は軽く失われるほどダメージを受けていると考えています。恐慌とまではいかないにせよ、かなり苦難の時代を予想しないといけないかもしれません。

ロシアの株式市場は、北京オリンピックの時にグルジアをめぐる情勢の不安定化に加えて、原油価格の急落が追い討ちをかけて、急落しています。何度も取引停止になったにも関わらず、急落は止まっておらず、ロシア株に投資している投資信託は悲惨なまでに価格が下落しています。特に08年08月以降の下落が著しく、08月から10月までの僅か2、3ヶ月で価額が半分以下になってしまったロシア・東欧系投資信託が大半です。

三菱UFJ投信が2005年8月31日に設定した投資信託「東欧・ロシア株式オープン」は、2008年10月24日時点において、基準価額4,598円(純資産4,859百万円)となっており、およそ1年前07年に記録した最高値17000円(分配金を除いた)の4分の1になってしまいました。僅か1年で資産が4分の1になってしまうなんてひどいですね。しかし、ロシアの投資信託で、このファンドは運用成績が「良い方」のファンドです。
10月27日発売のプレジデント最新号(2008.11.17号)に書いてあった内容によると、英国の経済誌エコノミストが今年7月に発表した「ビッグマック購買力平価」は、日本で購入するビッグマックの価格は、1個あたり280円前後、台湾は267円、中国196円と日本とあまり変わりません。つまり、日本人はビックマックをこの人たちの国の数分の1の価格に感じている訳です。そして欧州各国になると、ノルウェーが851円、スウェーデンが687円、スイス685円というように信じられない程に高いです。

いくら税金が高くて、その上物価がインフレ状態だからと言って、世界で2位の経済大国と言われる日本で280円のビッグマックがノルウェーに行くと851円というのはおかしいと思います。誰もがおかしいと感じているんですけど、今までは為替レートがそのように決まっていました。私もイギリスに来てから非常に高いと感じたのは、サブウェイで注文した半サンドで、日本なら400円ぐらいのものが、こちらでは倍以上の900円で仰天しました。

日本は金利が低すぎて、日本円を買う人が少なかったので、過小評価されていたんですね。おかげで経済は「いざなぎ越え」などと言って持ち直していたにも関わらず、円安が進んで海外旅行が非常に高くなったので、海外旅行を控える人が増えていたんですね。これからは「正常な状態」である円高の時代がやってまえりましたので、日本人はどんどん海外に出ていけそうです。

中国株でいこう!というブログを2004年1月頃から始めたので、このブログを始めてから既に4年になります。私が中国株でいこう!を書いて来た4年間の間は、上海・深セン・香港のいずれの中国株式市場も大きく伸びてきました。私個人としては、その間に中国に長期滞在していて、中国の経済成長と株価を比較できる良い機会も得る事が出来ました。

しかし、私個人の関心ごとも中国株から少しずつ世界の金融経済へと推移して来ました。最初は中国株について勉強しようと思っていましたが、実際の所は中国の金融システムは欧米を見習ったものです。特に香港市場では、イギリスの植民地であった事、米国にリンクさせた香港ドルと金利なので、アジアにありながら欧米の影響が強いのです。サブプライムローン問題もあって、関心ごとは既に中国の話題から金融全般へと移ってきました。

そんな関心ごとの推移もあって、ヒロポンはイギリスに来る事になりました。今は、中国に行くよりもヨーロッパを見ておくべきだと感じました。実はヨーロッパに興味を持ったのは、中国でフランス人の友人に会った事もあり、中国滞在中にパリに3週間ほどの旅行に行った事からでした。ヨーロッパについて何も知らない事を感じて、今後は少し知識を増やしたいと思っていました。2012年にロンドンオリンピックが開催されるので、ロンドンオリンピックの前にイギリスに来るという偶然もありました

うわー!日経平均が8000円割れてきました・・・。

nikkei2008.10.24日本の経済は、先日まで「いざなぎ景気越え」してたんじゃなかったんですか?!凄まじいスピードで円高が進行しており、日本の輸出企業がダメージを受ける事は確実とされていて、それが日経平均を大幅に押し下げました。
 
23日に大型株であるソニーが2009年3月期の連結営業利益の大幅下方修正(前期比58%減の2000億円)した事がきっかけで、日経に売りが殺到しました。前場は8000円を何とか保ちましたが、後場になって8000円を割り込んでバブル最安値に接近しました。前日比811円90銭(9.60%)安となって終値が7649円08銭と、バブル最安値の寸前(あと41円20銭)で取引を終えました。

嵐は全く収まって無かったどころか、これからかもしれない・・・・。
ロンドンと言えば、日本人には「地下鉄が初乗り1000円なんだって!」という事で、激高い都市として有名です。私もしばらくロンドンに住んでいたんですけど、本当に生活費が高くてウンザリしました。地下鉄1000円の計算ですが、イギリスで4ポンドの地下鉄を1ポンド250円で計算すると日本円でちょうど1000円ぐらいになるんですね。1ポンド200円で計算したとしても、800円ですから本当に高いです。

さて、欧州通貨が軒並み下落しており、ユーロが130円割れ、ポンドが160円を割れてきました。ポンドは170円の抵抗線を既に割れていましたので、次の段階となる150円を目指しています。今の英国の景気状況では、150円割れて更に円高に進行する可能性もあり得ると考えています。10月8日の協調利下げ以降は、更なる利下げを織り込んだ相場状況になっているとは言え、まだ欧州で更なる利下げが行われたわけではありません。利下げが行われれば、一層の円高になるでしょう。

欧州経済は、金利を下げれば通貨の下落となり、金利を上げる事は非常に難しいという極めて厳しい状況になっています。
FXをやっている人ならば、ハンガリーと聞けば通貨フォリントをすぐに思い出すハズです。長期保有の「スワップ派」と呼ばれる人にも大人気だったハンガリーのフォリントでしたが、金融危機で大幅下落しておりました。そこで、10月22日にハンガリー国立銀行(中央銀行)は、政策金融会合を開催して、金利を3%引き上げて11.5%にするという決定を下したという事です。 

これだけ不景気で騒がれていて、各国が利下げなどで応じている時に、金利引き上げ(しかも3%)は、相当に思い切った判断のような気がします。ハンガリーは、通貨がぶっ壊れて信用を喪失すれば、経済は最悪の状況に陥ると考えているようです。しかし、現状において3%の利上げによる経済への悪影響は避けられないと見えて、同じ悪いでも良い悪いを選択したという事のようです。

Nikkei081022日経平均が前日比631円56銭(6.79%)安の8674円69銭と暴落して引けました。前日の米国で株式市場が安値で引けた事と、シカゴ日経平均で先物が売られた事から場が始まった直後から下げて、後場になってから下げ幅を拡大しました。

数日前には、多くの新聞などで「既に相場は落ち着きを取戻している」などという書き込みが見られました。しかし、22日の6%下落して「落ち着きを取戻した」というのはいくらなんでも無理があります。

中国株の方でも、今まで売られなかった銘柄が売られているのがかなり気になります。

米Google社が10月16日に2008年第3四半期の決算を発表しました。それによると売り上げは55億4000万ドル(約5500億円)で、前年同期と比較して31%増加となりました。純利益(GAAP会計ベース)で13億5000万ドルと26%拡大しています。Googleのウェブサイトからの売り上げが36億7000万ドル(前年比34%増加)と全体の67%を占めて、GoogleAdsenseプログラムからの売り上げは16億8000万ドル(15%増加)と30%を占めました。海外が総売り上げの約半分となっています。

 米Yahoo社は、10月21日に2008年第3四半期の決算を発表しました。それによると、売上高(傘下のウェブサイトへの支払いを含む)は前17億8000万ドル(1780億円)であり、前年度比1%増にとどまりました。また、純利益が5400万ドル(約54億円)となり、前年同期の1億5100万ドル(約152億円)から3分の1に大幅減益となりました。2008年中に世界で10%の人員(1400人)を削減すると言われています。

原油の価格がどのように決定されるかと言えば、世界最大級の取引所となっている米ニューヨークマーカンタイル取引所(NYMEX)で取引される原油価格WTI(テキサス州付近の原油価格)が最も有力な原油価格の指標として利用され、これに基づいて世界の原油価格が決定されています。しかし、実際にテキサス州付近で算出される原油は、全世界で産出される原油の1%程度で、この不釣合いは原油価格を吊り上げた原因のひとつと言われています。

米ニューヨークマーカンタイル取引所(NYMEX)に暖房油などが上場されたのは、1978年、このWTI原油が上場されたのは、1983年、天然ガスが上場されたのも1990年と、比較的近年になって取引が活発化してきた市場でもあります。2008年にNYMEXホールディングズがシカゴCME(シカゴ・マーカンタイル取引所)グループに買収されてからは、CMEが管理・運営を行っている市場です。

今回は、電子化による競争と巨大化する先物市場について簡単に考えてみたいと思います。

日経オンラインでは、公的資金を使って政府救済を行ったAIGの資金不足が生じている事を報じています。それによれば、AIGが16日までに829億ドル(約8兆4000)億円を借り入れて、当初の融資枠である850億ドルをほぼ使い切ったという事です。更に9日にFRBから378億ドル(約4兆円)もの追加枠の提供を受けているので、この枠の借り入れに入るようです。借り入れ枠の総額は1228億ドル(約13兆円)に及んでいて、本当にこんな莫大な金額が返済可能なのか?誰も分かりません!

AIGの場合には、政府が既に80%握っていて国有化しているので、これからどんどんお金を入れていく事になりそうです。既に13兆円入れていて、なお足りないかもしれないとなると、最終的には更に数十兆円を必要とする可能性すらあります。また、日本の旧長銀で一部の返済が焦げ付いて税金が返済されなかった事と同じように、AIGに融資した資金の一部は完全な政府負担になる可能性が高いと考えています。

ロイターなど複数の報道期間が個人投資家による口座開設の急増を伝えています。ロイターによれば、マネックスグループの松本大社長の話として「個人投資家からの証券口座の開設の申し込みが通常の5倍程度に急増しているという現象が起きている」という事です。ロイターや他社の新聞でもまるで個人投資家が市場に戻ってきたような書き方をしていますが、実際にはちょっと違うんじゃないの?と思うところがあります。

手数料が高い「対面営業」をもう嫌になった個人投資家がネットに移行しているんです。

対面営業の手数料は1回の取引あたり当たり数千円から数万円とネット証券と比較すると数十倍の高額です。手数料が高額であるにも関わらず、実際に対面営業にしたから利益が出るわけではなくて、逆に損失を増やしている人が多いという事実があります。高い手数料を支払って、損失を出したのでは割が合わないので、それならば「自己責任でネット取引した方がマシ」という考えの個人投資家は増えています。

何故、個人投資家は対面営業が嫌になってしまうのか?その秘密に迫ります!!

毎日株価とニュースを大量にチェックしていますし、自分でも市場のニュースを書いているのですが、正直に言って何が起こっているのは既に全体像もあまり把握出来なくなってきております。10日のG7後に突然世界中の株式市場が大幅に上昇して、日経平均も過去最大の上昇率を記録しました。しかし、本日の米国市場は一転して過去2番目の大幅下落です。

株式市場は、既に為替市場のように大量のお金が動くようになってきており、不確実性(=リスク)度合いが非常に高まっている状況となっております。つまり、数ヵ月後のブレ幅が大きく出てきているので、相当なリスクを取らないと投資に参加出来ない状況となっている事は確かであると思います。ブレが大きいときには、素人投資家の方は手を出さないのが懸命と私は思っています。

ヒロポン投資の失敗

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中国株を購入されている皆さんは、投資で損失を出されている可能性が高いのではないでしょうか。今日は、そんな方々の慰め?!ではないですが、ヒロポンも損失を出している事を暴露しようと思います。実は、ヒロポンは2007年10月にサブプライムがヤバイと思った時に、全ての保有銘柄を手放してサッサと外国株投資から引き上げました。このおかげで、投資の損失はほとんど無かったのですが、全く無傷ではいられていません。

実は、ヒロポンは誰にも内緒で、ある銀行でニュージーランドドルの定期預金を組んでいたのです。定期預金は、毎月決まった金額を貯金するものなのですが、これが決められた期間は途中解約出来ない契約になっています。つまり、オーストラリアが突然1%も利下げしても、ニュージーランドドルが急落したとしても、黙って満期になるまでドルコストを毎月、毎月積み立てる以外に方法がないのです。現在においても、この投資だけは毎月続いており、損失を拡大させております。
10月9日の米ナスダック市場における下落を見て驚かれたのは私だけでは無いはずです。協調利下げを行ったにも関わらず、ストックマーケットにはほとんど効果が現れず、ダウ工業株30種平均は7営業日続落となり、前日終値比678.91ドル(7.33%)安の8579.19ドルで取引を終えました。米国の金利を0.5%下げた上に、各国が協調利下げした事の効果も現れず、終盤に下落幅を拡大させました。

金利を引き下げたにも関わらず、下落幅が拡大している背景としては、やはり以前より言われている信用問題があると考えられます。銀行が企業の資金流通をストップさせているような状況が発生しているので、資金が簡単にクラッシュしやすくなっている状況です。次に何処の企業がクラッシュするか全く読めない状況で、株式市場は警戒感から大きく下落しています。ゼロになる前に売却しようという心理が働いています。

ここまで下げてくると、従来であれば政府の何らかの景気対策によって上昇を描ける可能性がありましたが、既に弾丸尽きてませんか?と思うのは私だけでしょうか。金融政策としての利下げは既に効果が無いと分かったので、更なる資金供給が必要になりますが、資金供給は既に大量に行っています。財政政策として7000億ドル(70兆円)出すという事も決まりましたが、既にこれだけでは資金が足りないと言われています。

10日にワシントンで行われる予定の財務相・中央銀行総裁会議(G7)を待たずして、主要中央銀行が緊急利下げに追い込まれました。利下げを行ったのは、米連邦準備制度理事会(FRB)、欧州中央銀行(ECB)、イギリス、カナダ、スウェーデン、スイスの中央銀行です。日本の政策金利は0.5%しかないので、7日に行われた政策委員会・金融政策決定会合においても利下げをしない方向が確認されています。利下げを行った事で、日本の金利が世界において相対的に高くなり、各国通貨に対して更なる円高が加速するかもしれません。

各国が個別で利下げを行ったところで、世界経済に対する効果は限定的と見られていて、強調利下げを行うことによって何とか資金の流動性を確保しようとする狙いがあったものと思われます。しかし、経済大国の日本が追随出来ない上に、アメリカの利下げ幅も既に限られてきている事から、利下げによって効果が得られなかった場合の対策はより深刻なものになる可能性を秘めている気がします。

日経が1万円割れ

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寝る寸前に日経をチェックするのがイギリスに来てからの日課なのですが、1万円割れを見るとは思っていませんでした。私が寝る時点(日本時間では午前)において、日経は一時1万円割れを記録しています。このままでは、後から明ける香港市場もかなり厳しい気がします。米国、欧州の金融危機は、日本や香港を始めとするアジア市場にも確実にダメージを与えているようです。 日本の証券会社に言えば、大手はまだ体力があるので良いとして、中小証券会社は相当厳しくなってくると予測します。 2007年まで投資信託や中国株などがどんどん売れていたので、その時に蓄えた利益などで何とかやり繰りは出来ると思いますが、これほど深刻な株価下落となってくると、資金が底を付く証券会社が出てきてもおかしくありません。 現在の証券会社の状況を考えると、投資信託は解約が相次ぐ状況、日経は下げて客は日本株で大損、中国株投資家は損失拡大で売るに売れずと言った感じで商売あがったりだと思います。日本の証券会社のビジネスモデルは、幅広い個人顧客に対して証券を売るというものですが、売るものがほとんど無くなってしまっている状況だと思います。

もはや今までに考えられないニューヨーク市場の下落を考えると、アメリカの金融危機の深刻さがわかります。アメリカ金融救済法案が7000億ドル(70兆円)で可決されて、ブッシュ大統領が署名して成立したにも関わらず、アメリカの金融危機は収まる気配を見せていません。アメリカの金利は既に2.0%まで下げており、財政政策、金融政策ともに限られた範囲でしか駒を動かせなくなってきています。その政策が「限られてしまった」という事実が株式市場に不安感を与えています。

欧州系の銀行も未だに発表していない損失を抱えているとされ、4日に4カ国首脳が集まって会議を開催しましたが、不発に終わってしまいました。この欧州における金融危機の打開策が見つからない事から、イギリスのロンドン市場も大幅に下落して、FT100種総合株価指数FTSEが過去3番目の下落率となる7391.1ポイント(7.85%安)の4589.2ポイントで引けました。これと同時にイギリスポンドも大きく売られる展開となっており、ポンドは円に対して175円を割る展開となっています。

香港市場は、もともと欧米市場(特にニューヨーク)の影響を強く受ける市場として知られていますが、米国のリーマンブラザーズ破綻以降は、ニューヨークと必ずしも連動して下げた訳ではありませんでした。H株指数は9000ポイント付近にて踏みとどまっており、ハンセン指数も18000ポイント付近にて踏みとどまっています。ただし、気になるのはアメリカの金融危機の影響を受けた欧州のニュースが増えてきた事です。

欧州は、2日の定例記者会見で政策金利を年4.25%で据え置くと決めました。米国の政策金利であるFF金利は既に2.0%まで下がっています。欧州と米国は、どちらもインフレの様子を見て利下げを行っていくと見られています。しかし、金融政策である利下げが、現在の市場にどれほど効果があるのかも疑問です。現在は、アメリカの法案で7000億ドル(74兆円)が上院、下院で可決されて大統領署名も終えました。この見込みが立っていたにも関わらず、金曜日に米市場がマイナスで引けた事が非常に気になります。
中国でタンパク質などの含有量を高める為に、乳牛用に使う「飼料」にまでメラニンが混入されていた事が確認されました。ここまで来ると、本当に何でもありの中国の恐ろしさを感じます。これらのをする農民たちは、少しぐらいメラニンを入れたって健康には大して影響ないだろうと勝手に考えて、ほんの僅かなお金の為にメラニンを混入したりするんですね。そして安全な食品を提供すべきはずの5つ星ホテルなどでもこれらの食材が使われたりします。

もし、すでに絞られた牛乳にメラミンが混入されたというのならば、メラミンが確実に混入されていない牛乳を飲めば良いということになります。しかし、乳を生産する乳牛自体がメラミン入りの食料を食べ続けていたならば、そこから出た乳にメラミンが混ざっている可能性があるので、乳牛自体を処分しないと話が終わらない事になってしまいます。今回は、3社処分されたとありますが、本当に氷山の一角である事は誰が見たって明らかです。


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