米ゴールドマンとモルスタの銀行持ち株会社化

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*「商業銀行と投資銀行の区別」の続きとして書いていきます。

9月21日に米証券1位のゴールドマンサックスと2位のモルガンスタンレーは、業務形態を銀行の持ち株会社にする事でFRBの承認を受けました。銀行の持ち株会社となれば、FRBの管理下に入る事になるので、自己資本比率を一定以上に保つなど、財務内容などのチェックを受けなければいけなくなります。一方で、銀行としてFRBの融資などを受けることが出来るようになります。投資銀行業務として君臨してきた2社でしたが、既に自由な投資銀行業務を行うよりも、破綻などの危機を避ける事を優先せざる得なかったものと考えられます。また、自己資本比率を一定以上に保つ事が義務付けられるので、この2社は当面の資金が必要になりました。
モルガンスタンレーは、自己資本比率を上昇させる為に、三菱UFJフィナンシャルグループから出資を受ける事になりました。報道されている範囲では、株式の10-20%の出資で、金額ベースで5000億-9000億円の出資になると見られています。モルガンスタンレーは、5月末時点におけるティア1(自己資本比率の基本項目)自己資本比率12.4%、自己資本比率は18.6%と発表されていました。三菱UFJファイナンシャルグループからの出資でも、自己資本比率は1%程度しか改善されないのではとの見方もあります。

一方のゴールドマンサックスの方も、自己資本比率の上昇を迫られています。ゴールドマンサックスは、最初にウォーレンバフェット氏の投資会社バークシャ・ハザウェイに対して、配当利回り10%の永久優先株50億ドルの発行を行いました。続いて公募による普通株の新規発行によって50億ドル(約5300億円)を調達しました。合わせて100億ドルほどの増資を行ったことによって、自己資本比率が改善して17.8%(5月末で14.2%)になりました。

自己資本比率の改善と、FRBの監視下に入る事によって、この2社の安全性は向上したと考えられます。しかしながら、今までのような自由な投資銀行業務を行うのは、規制下で難しくなると考えられ、これまでのような大きな収益を期待するのは難しくなるとも考えられます。

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このページは、ヒロポンが2008年9月26日 01:11に書いたブログ記事です。

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