2008年9月アーカイブ
中国において、iPhoneのコピー製品が出回っています。名前はciphoneであったり、更に優れた?Sciphone(Super ciphone)であったりと、コピーの機種も多様になりつつあります。中国においては、アップルと中国移動(チャイナモバイル)との協議がうまくいっておらず、本物iPhoneは出回っていません。本物が出回ってもいない市場で、何故かニセモノだけが多数出回って人気を博している状況です。
日本を含めた海外においては、本家iPhoneは7万円前後と高額で販売されているのに対して、中国で販売されているコピー製品(ciphone)は僅か1万5千円で販売されています。この価格は中国で発売されている一般の携帯電話とほぼ同じ価格帯であり、デザインと機能を考えると一般の携帯より安いぐらいです。これらのiPhoneのコピー製品は、中国の市場で既に50万台ほど出回っているという話もあり、さすが中国!と思わずにいられません。
iPhoneの完全コピー品「ciphone」
中国において大学卒業生が就職を見つけるのは日本ほど易しく無さそうです。2007年の大学卒業生の数は、2007年の大卒者数は448万人であるのに対して、2008年7月の大学卒業者は559万人と報告されており、僅か1年間で100万人の大学卒業生が増えた事になります。いくら中国が10%近い成長を維持出来ているとしても、中国経済がこの100万人を1年間で吸収出来ない事は容易に想像出来ます。
このように新卒大学生が溢れかえると、需給のバランスが大きく崩れて、中国人新卒者に対する給与が下落する事になります。実際に、2005年頃から新卒に対する給与は毎年数%ずつ下落を示しているというデータもあります。こうした中で、中国255大学の重点大学を出た学生、一流大学を出た学生以外は、就職を探すこと自体が非常に困難になっています。しかも、都会において就職を探すのはよっぽど至難の業となっています。
蒙牛は、23日に取引再開しましたが、予想通りの大暴落となりました。取引再開後から大きく売り込まれて、取引開始前に20.0であった株価は、取引開始後に65.75%値を下げて6.85を記録しました。その後は株価が7.0-8.0付近にて横ばいの状況が続いて、引けは前日比-12.050の-60.250でした。
先日19日に発表された2008年6月期の中間決算発表では、純利益は5億8300万元(前年比20.2%増)と好調なものでした。しかし、毒物であるメラミンを牛乳に混入させた毒ミルク事件の企業リストに蒙牛が含まれていた事から、今後の業績悪化は避けられないと投資家が判断して大きく売り込まれる結果となりました。
蒙牛はCMなどに有名タレントを起用するなどブランドイメージが強かっただけに、今回の毒ミルク混入事件によって、そのブランドに大きな傷がついた事は同社にとって致命傷になると考えられています。
友人の中国人がイギリスのニューカッスルに遊びに行ってきて、その感想をいろいろ語ってくれていました。ニューカッスルと言ってすぐに思いつくのは、2007年に経営が行き詰まって国有化されたノーザンロック銀行です。ノーザンロック銀行について分からない事が多かったので、簡単にまとめてみたいと思いました。
(写真は9月上旬ケンブリッジにてヒロポン撮影)
ここで気が付いた事は、今考えると2007年9月のノーザンロック銀行が国有化された時点において、既に世界の金融市場が混乱に陥る事の予測は可能だったという事です。知識と情報料でニュースに敏感に反応できる金融機関などは、この頃から「手仕舞い」を始めて損害を最小限に抑える努力をしていたでしょう。しかし、一般投資家は何が起きているのか理解出来ずに損失を被ることになりました。
ノーザンロック銀行は、ニューカッスルに拠点を置いて、住宅ローンの貸付を中心事業として急成長してきた銀行でした。2006年12月31日時点において総資産1,010億ポンドとなっており、これは英国第5位の住宅金融銀行でした。しかし、アメリカのサブプラムローン問題は、ノーザンロック銀行の経営を直撃しました。ノーザンロック銀行が発行した住宅ローンを担保にした証券を投資家が誰も買わなくなっていたのです。ノーザンロック銀行は、その急成長したビジネスモデル自体が成立しなくなってしまいました。
三鹿集団が市に汚染ミルク事件を報告したのが8月2日でしたが、行政はこれを放置していたようです。私の予想では、北京オリンピック前に中国のイメージを崩す事が無いようにする為に、政府ともども隠蔽工作を取ったのではないかと考えています。特に伊利については北京オリンピックの公式スポンサーになっているではないですか!私は間違いなく中国政府自身が隠蔽したと信じて疑いません。その結果として、乳児数千人が腎臓結石になって4人が既に死亡しているという事で、とんでもない話だと思います。
私も実のところは、牛乳の粉ミルクに汚染物質が含まれている事は北京に滞在していた時に噂で聞いていました。中国人の友人に忠告されたのは、粉ミルクは「汚いのでなるべく買わないように」という事でした。そこで私は粉ミルクはなるべく買わないようにしていました。まさか、本当に汚染物質が入っているとは夢にも思っていませんでした。また、蒙牛などの液体牛乳などは良く飲んでいたので、ぞっとします。しかし、唯一幸いな事にメラミンが大量に検出されたヨーグルト類は、それほど好きではないので食べていませんでした。
有名人を使った蒙牛乳のCM
日頃から比較的仲良くしてきた中国人のから同時にイギリスのウェールズ地方に行かないかと誘われました。イギリスに来てから良く付き合いを持っている2人から誘われたので迷ったのですが、精神的にも金銭的にも旅行している余裕など全く無いので、断ろうと思っていました。そうすると、1人からスカイプで話をしたいと言われ、スカイプで説得されること1時間で、そのうちに私は旅行を前向きに検討する事になりました。ウェールズの旅行自体は全く持って興味が無いというのが本音でしたが、私を説得してきた彼には興味がありました。中国的に考えれば、誘ってきた人によって参加と不参加を決めるという事になります。
イギリスは、先月4.4%と発表されているインフレ率が年内に5%になると言われており、物価は高すぎると言われています。為替を換算すると、日本の同じ商品のおよそ2倍の価格です。
テレビで中国のオリンピックの開会式の様子を見ました。今年12歳になる少女である李月さんが、永遠に止まらないリズムの主役として踊りました。彼女は、小さいときからバレーが大好きでした。しかし、四川大地震の時に、小学校5階建ての建物が崩壊した事によって、左足が瓦礫の下敷きになったままで、他の生徒たちが死亡する中で、彼女はずっと静かに待っていました。救助隊が来たときには、すでに彼女の足は切断せざる得ない状況となっており、やむなく左足は切断されました。
私はイギリスのテレビでこの開会式の様子を見て、非常に感動して、ずっと泣いていました。私は感動させられて涙を流す事は非常に少ないのですが、今回に限っては、部屋でずっと泣いていました。12歳の少女は舞台の上でとても綺麗でした。12歳の少女は、世界の人々を感動させ、鳥巣に居た9万人の前で、そしてテレビを通じて世界中の人の前で、理想を実現させました。世界中の人を感動させました。
(ヒロポンの書いた中国語原文からの翻訳)
パラリンピック開会式の永遠に止まらないリズム
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