2008年7月アーカイブ

大和総研の海外レポートで「大学は出たけれど」というタイトルで、中国の大学生が増え続けているという現状が紹介されていたので、この点について私も少し書いておきたいと思います。中国政府の方針もあって、中国の大学入学枠は拡大を続けてきました。現在でも大学に入ることは狭き門ではありますが、以前よりも大学に入ることは少しずつ容易になってきていると言います。

大和のレポートでは、2007年の大卒者数は448万人(日本は56万人)で、2008年7月の大学卒業者は559万人と報告されています。大和のレポートでは、これらの人々の失業率が20%に近い事から、中国にとって難しい問題になるとしています。しかし、それでも経済成長には絶対に若い労働力が必要不可欠である事を考えると、若くて優秀な人材を沢山輩出している事は、非常に頼もしく見えます。

中国でアニメがオンライン上で氾濫している事実について書きたいと思います。中国では、動画サイトYouku(優酷網)を筆頭にして、日本のありとあらゆるアニメ(本・動画)がオンラインに流れています。日本語で、中国語の字幕付きなので、日本人でも見れてしまいます。これらの動画は、著作権には明らかに違反しているように思いますが、削除される様子など全くありません。むしろ、日本のアニメを「エサ」にして、これらの動画サイトは拡大を続けようとしています。

日本政府は、中国に置かれているウェブサイトの著作権違反について認識が甘いような気がします。日本のアニメ業界は、これによって確実な打撃を受けているか、もしくは今後大きな打撃を受ける事になる事は確実です。これらの著作権違反のサイトは、2006年頃から増え始めた比較的新しいサイトであり、中国政府が放置しているので、お金を目当てにして、次々と著作権違反したサイトが出現しています。特に2007年後半から2008年にかけて多数出現しています。

中国では、最近当局がインターネット上でのいやらしい写真などの規制を強化しています。多くのポータルサイトでは、女性のいやらしい写真などを掲載する事によってアクセスを稼いできた経緯があり、そのような画像や動画を掲載出来ないことが、これらのサイトのアクセスを減少させている可能性はあります。

そこで、多くの「事件」につけ入って、変態報道をする中国のメディアの姿が浮かび上がります。そして、日本のメディアですらこういった中国の変態報道のネタにされてしまいます。いかに視聴率を上げるかは、中国でも命題となっているようです。[pagebreak]一番ひどいなと思ったのは、海南大学(広州)での覗き見事件における報道です。海南大学の女子寮が目の前の男子学生寮やホテルから丸見えという事で、盗撮などの対象になってインターネットに出回る事件が発生して国内で大きく取り上げられました。このような大学における事件は、中国において頻繁に報道されます。一部の男子学生が、大学内で真面目に勉強をしすぎて頭がおかしくなってしまったのでしょうか。

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