中国の無料動画サイトにおける著作権違反

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以前に、幾つかの記事を書いて、中国の無料動画サイトに日本のアニメなどが氾濫している状況を紹介した。中国の無料動画サイトによっては、例えばYoukuのように、日本のアニメであれば、「無いものは無い」と言われるほどに、日本の全てのアニメが揃うほど充実しているサイトもある。しかも、中国人向けのサービスな為か、その「ほぼ全てに」親切にも中国語の字幕が付いているのである。日本の著作権保持者からしたら、著作権を侵害した挙句に、加工までして公開されている事になろう。先ず、YoutubeとYoukuで、名前も何か似ているような気がしている。

このYouku.comは、2006年12月に正式公開されたが、日本のアニメなどを「中国語の字幕つきで」「何者かが」積極的にアップロードした事によって、特に2007年に入ってから急速な伸びを見せた。2007年12月には、GoogleがYoutubeを買収した時のYoutubeに匹敵する1日の動画視聴数で1億を達成した。現在においても、この動画視聴数は伸び続けていると言うことで、Youkuの拡大は留まる事を知らない。

最初は日本のアニメが多かったYoukuであるが、次第に欧米の映画などもアップロードされるようになっており、今では「無いものは無い」と言わしめるほどに映画のラインナップが充実している。何より親切な事に上部にあるタグで「映画」という項目をクリックして「日本」や「韓国」などを選択すると、その国の映画が見れてしまうのだ。日本でUSENが頑張って展開している「Gyao」は、映画ラインナップは限られるが、Youkuなら最新映画が無料で見れて、しかも広告一切無しと言ったサービスぶりだ。

中国政府は、何故このような「無法地帯」とも言えるような動画サービスを放置しているのだろうか。原因は、やはりYoutubeの動画を規制している所にあると考えられる。例えば、Youtubeにおいて「天安門」と検索した場合には、天安門に関する動画一覧が出てくる。しかし、こういった動画は中国国内からはアクセス出来ないように厳重に規制されていて、アクセス出来ない。日本のNHKの番組で「激流中国」という番組がYoutube上にアップロードされたが(現在は既に削除済み)、それも中国国内からのアクセスは規制されていた。

中国政府としては、中国政府が管理出来る範囲にある動画サービス(中国政府はメディアと捉えているはずだ)を世界的にも主力の動画サービスとして成長させる事によって、政府の手でメディア統制を行えると考えているに違いない。Google社の展開しているYoutubeは、著作権には敏感であるが、中国政府に批判的な動画もアップロードする。中国政府が欲しいのは、多少の著作権違反などはどうでも良くて、中国政府の統制化にあるかどうかという事である。

Youkuは、完全に中国語で展開されているので、欧米からのアクセスは少ないものと予想出来る。しかし、中国以外で唯一とも言える(韓国の若者は既に感じをほとんど知らない)漢字圏にある日本からのアクセスは少なからずあるものと思われる。日本人ならば、検索窓で容易に漢字検索を入れる事が可能であるからだ。私が心配しているのは、日本からYoukuなどにアクセスする人数が増える事によって、日本の著作権が国内でも大きく損なわれて、日本のアニメが衰退してしまう可能性があるという事だ。

中国の代表的な動画サイトとなっているのは、Tudouとyoukuだ

Tudou
http://www.tudou.com/

youku
http://www.youku.com/
(20分)

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このブログ記事について

このページは、ヒロポンが2008年6月22日 04:32に書いたブログ記事です。

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